2027年度(令和9年度)大学入学共通テストの本試験は、2027年1月16日(土)・17日(日)です。直前対策は、12月4日以降に受験票を印刷し、1か月前(12月中旬)は予想問題と過去問で時間配分を固め、2週間前から本番と同じ時間割で通し演習、前日は持ち物の確認という順番で進めます。新しい参考書には手を出さず、解き直しに時間を使うのが基本です。
(2026年10月更新)
本記事の日程・持ち物・注意事項は、大学入試センターの「令和9年度大学入学共通テスト実施要項」「令和9年度 大学入学共通テスト 受験案内」と、令和8年度「受験上の注意」をもとに作成しています。入試情報は公開情報/大学公式をもとに作成しています。最新情報は必ず大学公式でご確認ください。

共通テストの直前対策はいつから何をする?
共通テストの直前対策は、本番の約1か月前(2026年12月中旬)から始め、前半は解き直し、後半は本番と同じ時間割での通し演習、最後の数日は体調と持ち物の準備が中心です。
時期 | 主な日程(2027年度) | やること |
|---|---|---|
1か月前(12月中旬) | 受験票は12月4日から取得可能(1か月前までに印刷を済ませる) | 予想問題・過去問で科目ごとの時間配分を決める/受験票を印刷する |
2週間前(1月上旬) | 中央大学・明治大学などは1月6日から一般選抜の出願開始 | 本番と同じ時間割で通し演習/私大の出願を済ませる |
1週間前(1月9日ごろ) | ― | 解き直しノートと暗記事項の総復習/生活リズムを本番の時刻に合わせる |
前日(1月15日) | ― | 持ち物の確認と試験場までの経路確認/早めに寝る |
当日(1月16日・17日) | 本試験 | 各日の試験終了後に正解が発表される |
大学入試センターの受験案内によると、受験票は郵送されず、2026年12月4日(金)10時からマイページで各自取得し、紙に印刷します。
学年別の開始時期は「共通テスト対策はいつから始めるべき?」で解説しています。
1か月前(12月中旬)にやることは?
1か月前にやることは、科目ごとの時間配分の決定と、間違えた問題の解き直しです。新しい参考書は増やさず、手元の予想問題集と過去問を繰り返します。
- 予想問題集か過去問を本番と同じ試験時間で解く
- 大問ごとの時間を記録し、配分を決める
- 間違えた問題は、原因(知識不足・読み違い・時間切れ)を分けて解き直しノートにまとめる
- 受験票をマイページから取得して印刷し、氏名・生年月日・試験場を確認する
大学入試センターの「過去3年分の試験問題」ページには、令和6〜8年度の本試験・追再試験の問題と正解が掲載されています。新課程の形式は、センターの「令和7年度試験の問題作成の方向性、試作問題等」ページの試作問題でも確認できます。
予想問題集の選び方は「共通テスト 予想問題集おすすめ【2027年度】」、過去問の使い方は「共通テスト過去問はいつから?何年分・正しい使い方」で詳しく紹介しています。
2週間前〜1週間前にやることは?
2週間前からは本番と同じ時間割で通し演習を行い、1週間前からは総復習と生活リズムの調整に切り替えます。1日目は英語リスニングが18時20分まで続くため、夕方まで集中する練習が必要です。
2027年度本試験の時間割は次のとおりです(大学入試センター「令和9年度大学入学共通テスト実施要項」より)。
日 | 教科・科目 | 試験時間 |
|---|---|---|
1日目 1月16日(土) | 地理歴史・公民(2科目/1科目) | 9:30〜11:40/10:40〜11:40 |
国語 | 13:00〜14:30 | |
英語リーディング | 15:20〜16:40 | |
英語リスニング | 17:20〜18:20 | |
2日目 1月17日(日) | 理科(2科目/1科目) | 9:30〜11:40/10:40〜11:40 |
数学Ⅰ,数学A | 13:00〜14:10 | |
数学Ⅱ,数学B,数学C | 15:00〜16:10 | |
情報Ⅰ | 17:00〜18:00 |
1週間前にやることの例です。
- 解き直しノートと暗記事項を総復習する
- 起床・食事・勉強の時刻を、本番の時間割に合わせる
- 地歴公民・理科を2科目受験する人は、第1解答科目と第2解答科目の順番を確認する
時間割と入室時刻の詳細は「共通テスト 時間割【2027年度】」にまとめています。
科目別の直前対策の優先順位は?
科目別の直前対策は、配点が大きく、時間配分で点数が変わりやすい科目を優先します。大学入試センターの「令和8年度大学入学共通テスト実施結果の概要」によると、主な科目の平均点は次のとおりでした。
科目 | 満点 | 2026年度の平均点 | 直前期の重点 |
|---|---|---|---|
英語(リーディング) | 100 | 62.81 | 大問ごとの時間配分を固定し、80分で解き切る |
英語(リスニング) | 100 | 54.65 | 第3〜6問は1回読み。先に設問と選択肢を読む練習 |
国語 | 200 | 116.37 | 近代以降の文章3問(110点)と古文・漢文(各45点)の解く順番を決める |
数学Ⅰ,数学A | 100 | 47.20 | 70分の時間配分と、計算ミスの解き直し |
数学Ⅱ,数学B,数学C | 100 | 54.52 | 選択問題を早めに決め、70分で解き切る練習 |
情報Ⅰ | 100 | 56.59 | 2日目の最後(17:00〜18:00)に合わせた演習 |
英語リスニングは、ICプレーヤーの作動確認と音量調節を含めて60分、解答時間は30分です。第1問・第2問は2回読み、第3〜6問は1回読みなので、聞き逃しても次の問題に切り替える練習をしておきましょう。
前日にやることは?
前日にやることは、持ち物の確認、試験場までの経路確認、軽い復習の3つです。勉強は解き直しノートや暗記事項の見直しにとどめます。
- 持ち物を確認してかばんに入れる
- 受験票で試験場を確認し、交通機関と所要時間を調べる
- 入室終了時刻を確認する(令和9年度の時刻は、12月上旬に大学入試センターが掲載する「受験上の注意」で明示されます)
- 早めに寝る
参考として、令和8年度の「受験上の注意」では、1日目の入室終了時刻は地歴公民の2科目受験が9時00分、1科目受験が10時10分でした。令和9年度は必ず最新の「受験上の注意」で確認してください。
当日の持ち物と注意点は?
当日の持ち物で最も重要なのは、紙に印刷した受験票と、顔写真付きの身分証明書です。身分証明書は令和8年度の「受験上の注意」で持参が必須とされ、令和9年度の受験案内でも必須とされています。
持ち物 | 注意点(大学入試センター 受験案内・令和8年度受験上の注意) |
|---|---|
受験票(紙に印刷したもの) | スマートフォンの画面表示では入場できない。書き込みは禁止 |
身分証明書 | 氏名・生年月日の記載と顔写真があり、試験日に有効なもの(生徒証・マイナンバーカード・パスポートなど) |
黒鉛筆 | H・F・HBに限る。マークにシャープペンシルは使わない |
プラスチック製の消しゴム | ― |
時計 | 電卓・辞書などの機能があるもの、機能の有無が分かりにくいもの、秒針の音がするもの、キッチンタイマー・学習タイマー、大型のものは使えない |
眼鏡・ハンカチ・目薬・ティッシュペーパー | ティッシュは袋や箱から中身だけ出す |
当日の注意点は次のとおりです。
- 遅刻は試験開始時刻から20分以内なら受験できます。ただし、英語リスニングは試験開始時刻(17時20分)までに入室していないと受験できません。地歴公民・理科を2科目で登録した人は、9時50分までに入室しないと、第2解答科目を含めてその時間は受験できません。
- 携帯電話やスマートウォッチなどの通信機器は、かばんにしまっていなければ、電源を切っていても使用とみなされ不正行為になります。
- 不正行為をすると、受験した全教科・科目の成績が無効になります。
- 定規・コンパス・電卓・耳栓は使えません。
私大志望は共通テスト直前に何を並行する?
私大志望の受験生は、共通テスト直前に、私大の出願と一般選抜の過去問演習を並行して進めます。たとえば中央大学(2027年度)は2月8日から、明治大学(2026年度)は2月5日から一般選抜が始まり、共通テストの約2〜3週間後です。
大学 | 出願開始 | 一般選抜の試験日 | 出典 |
|---|---|---|---|
中央大学(2027年度) | 1月6日 | 学部別選抜・5学部共通選抜は2月8日〜16日 | 入試プラン設計ガイド(2027年度版) |
明治大学(2026年度・参考) | 1月6日 | 全学部統一入試は2月5日、学部別入試は2月7日〜17日 | 2026年度 一般選抜要項 |
明治大学の2026年度入試では、大学入学共通テスト利用入学試験(前期日程)の出願期間が1月6日〜1月16日で、共通テスト本番の前日が締切でした。明治大学のように共通テストより前に締め切る大学もあるため、志望校の締切を要項で確認し、直前期までに出願を済ませましょう。2027年度の日程は、各大学の最新の要項で確認してください。
共通テスト利用で何割必要かは「MARCH共通テスト利用は何割で受かる?」「日東駒専 共通テスト利用のボーダーは何割?」、併願校の組み方は「併願校の決め方【私立大学】」を参考にしてください。
直前期にやりがちなNG勉強法は?
直前期のNG勉強法は、新しい参考書に手を広げること、点数だけを見て解き直しをしないこと、私大の出願を後回しにすることの3つです。
- 新しい参考書を買って最初から始める
- 予想問題の点数に一喜一憂し、間違えた原因を分析しない
- 私大の出願を後回しにして、共通テスト利用の締切を過ぎてしまう
具体例:1か月前からの直前スケジュール
私大の共通テスト利用と一般選抜を併願する文系受験生(英語・国語・地歴1科目)の例です。
時期 | 平日 | 休日 |
|---|---|---|
12月中旬〜下旬 | 英語・国語の予想問題を解いて解き直す。地歴の暗記事項を復習 | 1日目の科目を時間割どおりに通しで解く |
1月上旬 | 私大の出願を済ませる。過去問の解き直し | 通し演習。私大一般選抜の過去問を1年分 |
1月9日〜15日 | 解き直しノートと暗記事項の総復習。起床時刻を本番に合わせる | 前日は持ち物と経路を確認して早めに寝る |
1月16日〜17日 | 本試験。各日の試験終了後に発表される正解で自己採点 | ― |
自己採点は「共通テスト 自己採点のやり方と注意点」、睡眠は「受験生の睡眠時間は何時間?」を参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 共通テストの直前は何をすればいいですか?
予想問題集と過去問を本番と同じ時間で解き、間違えた問題を解き直すことが中心です。2週間前からは本番の時間割どおりに通し演習を行い、前日は持ち物と経路の確認にとどめます。
Q2. 共通テストの1ヶ月前から点数は上がりますか?
時間配分を決めて解き直しを重ねると、時間切れや読み違いによる失点を減らせます。新しい単元より、学んだ範囲の取りこぼしを減らすことを優先しましょう。
Q3. 共通テストの前日は勉強したほうがいいですか?
前日は解き直しノートや暗記事項の見直しなど軽い復習にとどめ、持ち物と経路を確認して早めに寝ましょう。
Q4. 共通テスト当日の持ち物は何ですか?
紙に印刷した受験票、顔写真付きの身分証明書、黒鉛筆(H・F・HB)、プラスチック製の消しゴム、時計が基本です。大学入試センターの受験案内によると、スマートフォンの画面表示の受験票では入場できません。
Q5. 共通テスト当日に体調不良になったらどうすればいいですか?
大学入試センターの受験案内では、インフルエンザなどの感染症が治っていない場合は受験できず、追試験を申請するとされています。発熱や咳など体調が万全でない場合も、無理せず追試験を申請するよう明記されています。2027年度の追試験は1月23日・24日です。申請方法は12月上旬掲載の「受験上の注意」で確認してください。
Q6. 共通テスト当日に受験科目を減らすことはできますか?
地歴公民・理科で「2科目」と登録した人は、当日に1科目だけの受験に変えることはできないと、大学入試センターの受験案内に明記されています。2科目受験の人は2科目分の準備を続けましょう。
まとめ|共通テスト直前対策の3つのポイント
- 2027年度共通テストは1月16日・17日。12月4日から受験票をマイページで取得し、紙に印刷しておく
- 1か月前は時間配分と解き直し、2週間前からは本番の時間割どおりの通し演習、前日は持ち物と経路の確認に切り替える
- 私大志望は、共通テスト利用の出願と一般選抜の過去問演習を直前期に並行して進める
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