ウカルート
Column# 受験戦略

MARCH共通テスト利用は何割で受かる?【2027年度】大学別ボーダーと目標点の立て方

約 8 分で読めます

MARCH共通テスト利用は何割で受かる?【2027年度】大学別ボーダーと目標点の立て方

MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)の共通テスト利用入試のボーダーは、河合塾Kei-Netの予想(2027年度入試・合否可能性50%ライン)で、大学・学部・方式によりおおむね70〜89%まで幅があります。これはあくまで予想値であり、確定した合格最低点ではありません。

とくに立教大学経営学部(国際経営学科3科目型)は89%、明治大学文学部(西洋史学科3・5科目型)は87%と高く、逆に法政大学現代福祉学部(福祉コミュニティ学科C方式)は70%が目安です。この記事では、大学別のボーダー目安と、目標点を達成するための得点戦略を解説します。

(2026年9月更新) 本記事は、河合塾Kei-Net「偏差値(ボーダーライン)」の2027年度入試予想(2026年9月23日確認)をもとに作成しています。各大学の2027年度入学試験要項(配点・出願締切等の正式版)は2026年11月中旬〜下旬に公表予定です。最新情報は必ず各大学公式でご確認ください。

参考書計画作成バナー

MARCHの共通テスト利用ボーダーは何割?【大学別の目安】

大学ごとに、文系学部の共通テスト利用ボーダー得点率の目安(河合塾Kei-Net予想・2027年度入試)は次の通りです。学部・方式で幅が大きいため、レンジと具体例で示します。

大学

文系・共テ利用ボーダーの目安

最も高い例

最も低い例

明治大学

79〜87%

文学部・西洋史学科(3・5科目型)87%

政治経済学部・政治学科(前期7科目)79%

青山学院大学

73〜87%

文学部・日本文学科(3科目型)87%

経営学部・マーケティング学科(個別学部B方式)73%

立教大学

74〜89%

経営学部・国際経営学科(3科目型)89%

コミュニティ福祉学部・福祉学科(6科目型)74%

中央大学

75〜88%

法学部・法律学科(単独3教科型)88%

商学部フレックス・フリーメジャー(学部別併用)75%

法政大学

70〜86%

文学部・心理学科(B方式)/グローバル教養学部(B方式)86%

現代福祉学部・福祉コミュニティ学科(C方式)70%

(出典:河合塾Kei-Net 大学検索システム/2027年度入試 予想ボーダー、2026年9月23日確認)

立教大学は学部による差がとくに大きく、文学部だけを見ると77〜85%程度が目安ですが、大学全体ではコミュニティ福祉学部の74%が最も低いラインです。「立教は77%から」という情報を見かけることがありますが、これは文学部を基準にした数値であり、大学全体の最低ラインはさらに下がる点に注意してください。

大学ごとにレンジは異なりますが、目安としては「70%台後半〜80%台前半」が中心で、難関学部・3科目型では85%を超えるケースが多い、と押さえておくと安全です。

👉 実際にMARCHへ合格した先輩の合格体験記を読むと、共通テストの得点戦略や勉強法が具体的にイメージできます。

MARCHの入試で伸び悩む原因は?

共通テスト利用入試で伸び悩む主な原因は、予想ボーダーの性質を誤解することと、方式ごとの違いを把握できていないことです。

  • なぜボーダーが高いの?:共通テスト利用入試は、大学独自の個別試験が課されず、共通テストの成績のみ(または共通テスト+大学独自試験)で合否が決まります。全国の共通テスト受験生が同じ土俵で競ううえ、募集人数が一般選抜より少なく高倍率になりやすいため、結果として一般選抜よりボーダーが高くなりやすい傾向があります(ただし方式・科目数によっては逆転もあるため、あくまで傾向です)。
  • 単独型と併用型の違い:MARCH各大学とも、共通テストの得点のみで合否が決まる「単独型」が主体ですが、大学独自試験を組み合わせる「併用型」(明治の学部別、青学の個別学部A・B方式、中央の学部別併用方式など)を併設する学部もあります。併用型は対策範囲が広がる分、単独型より倍率が下がる場合もあります。
  • 科目数のパターンが大学・学部で異なる:3科目型から7科目型まで存在し、科目数が増えるほど苦手科目の失点が響きやすくなります。

併願で共通テスト利用を使う場合も、「一般方式より高い得点率が必要になりやすい」という前提で計画を立てましょう。

2027年度はどこが変わった?【大学別の変更点】

2027年度入試では、共通テスト利用方式に関わる変更がいくつかの大学で確認できています。正式な学生募集要項は2026年11月中旬〜下旬に公表予定のため、以下は河合塾Kei-Netの変更点情報に基づく暫定情報です。出願前に必ず各大学公式で最新情報を確認してください。

大学

2027年度の主な変更点

明治大学

大学公式「入学試験の主な変更点」ページに、共通テスト利用方式に関する変更の明記はありません(TOEFL iBTスコアや英検の出願資格変更など他の変更はあり)。変更なしの可能性が高いですが、断定はできません

青山学院大学

経営学部の個別学部A・B方式で、独自試験科目が「英語」から「総合」(英語長文読解+企業・社会について日本語で問う問題)に変更。社会情報学部の共通テスト利用方式は「3科目型・5科目型」から「3科目型のみ」に縮小(5科目型は廃止)

立教大学

スポーツウエルネス学科の共通テスト利用方式で「4科目型」が新規実施(2026年度にはなかった募集区分)

中央大学

経済学部の「学部別共通テ併用方式」が廃止。経済学部の共通テスト単独4教科型は、必須科目が「英RL・数IA・国語」から「英RL・数IA」に変更され、国語は選択科目(数C・理基/理・地公・情報から2科目選択)になる

法政大学

グローバル教養学部でC方式(6教科7科目型)を新規実施。一般選抜の「英語外部試験利用入試」を廃止

MARCH合格の得点戦略は?【王道の4ステップ】

得点戦略は、STEP1でボーダーを確認し、STEP2で科目配分を決め、STEP3で過去問・模試で仕上げ、STEP4で出願方式を最終確認する流れです。

STEP

目的

やること

STEP1

ボーダーの確認

志望学部の予想ボーダー(例:80〜85%)を確認し、「予想は50%ラインである」ことを踏まえて余裕を持った目標点を設定する

STEP2

科目配分を決める

得意科目で9割超を狙い、苦手科目の失点を抑える配分にする。3科目型が主軸のため、1科目あたりの重みが大きい点に注意する

STEP3

過去問・模試で仕上げる

共通テスト形式の過去問・模試演習を繰り返し、時間配分と失点しやすい設問形式を把握する

STEP4

出願方式を最終確認する

「単独型」か「併用型」か、必須科目・選択科目に変更がないかを、出願直前に大学公式で再確認する

立教大学の共通テスト利用は少し特殊?

立教大学は、共通テスト利用入試が「3科目型」「4科目型」「6科目型」の3パターンに整理されており(学部学科ごとに指定される科目数を受験)、大学独自試験を課さない点がMARCHの中でも特殊です。多くの学部が3科目型・6科目型ですが、2027年度からスポーツウエルネス学科で4科目型も新規実施されます。英語の扱いにも注意が必要です。

  • 大学独自の英語試験を課さず、共通テストの英語(リーディング100点+リスニング100点を1:1で利用)または英語外部試験(英検®など)のスコアのいずれかを利用します(両方は併用しません)
  • 英語資格スコアを持っていれば、換算して利用できる仕組みです。スコアの有効期限は原則、出願期間初日から遡って2年以内です

英語で高得点・高スコアを確保できるかが、立教の共通テスト利用のカギになります。

つまずきやすいポイントと対策は?

つまずきは、「予想ボーダーの性質を誤解する」「方式の違いを見落とす」「出願のタイミングを見誤る」に集約されます。

つまずき

対策

予想ボーダーを確定した合格ラインだと誤解し、ぴったりの点数を目標にする

予想ボーダーは合否可能性50%ラインの数値なので、+3〜5%程度上乗せした点数を目標にする

「単独型」と「併用型」を混同する

併用型は大学独自試験があるため、共通テスト対策とは別に個別試験対策の時間を確保する

出願締切を共通テストの自己採点後だと思い込む

難関大ほど共通テストの自己採点前に出願を締め切る大学が多いため、模試の得点をもとに事前に出願先を絞っておく

MARCHを一律の得点率で捉える

大学・学部・方式で70%台〜80%台後半まで差があるため、志望学部の実績を個別に確認する

やりがちなNG勉強法は?

失敗しやすい勉強法は次のとおりです。

  • 予想ボーダーちょうどを目標点にしてしまい、本番の失点に対する余裕を持たせない
  • 併用型(大学独自試験あり)の対策を後回しにし、共通テストの対策だけで済ませようとする
  • 共通テスト利用は募集人数が少なく一般選抜より合格率が低い方式もあるため、共通テスト利用の対策に偏り、一般選抜対策がおろそかになる
  • 立教大学志望で、英語外部試験と共通テストの外国語のどちらを利用するかを出願直前まで決めない

具体例:目標点はどう立てる?

明治大学法学部(ボーダー目安80〜85%)を例に、目標点の立て方を考えます。

  1. まずボーダー80〜85%を確認し、予想値は合否可能性50%ラインであることを踏まえて、85%以上を目標に設定する
  2. 3科目型の場合、英語・国語・選択科目で合計点を決める。得意科目で9割超を狙い、苦手科目の失点を最小限に抑える配分にする
  3. 出願前に「単独型か併用型か」を確認し、併用型であれば大学独自試験の対策時間も確保する
  4. 出願締切が共通テストの自己採点前に来る可能性があるため、模試の得点をもとに、自己採点前でも出願を判断できる基準をあらかじめ決めておく

共通テスト利用はどう併願に組み込む?

共通テスト利用は、押さえ校を増やす併願戦略の武器になります。

  • 共通テスト利用を実施した私立大学は2026年度で520大学、全私立大学の8割以上にのぼります(出典:河合塾Kei-Net)
  • 「単独型」は志望大学の試験会場への移動が不要ですが、「併用型」は大学独自試験があるため現地受験が必要です(出典:駿台コラム)
  • 受験料は一般選抜(約35,000円)より共通テスト利用(約18,000円)の方が安い傾向があります
  • 難関大ほど、共通テストの試験日より前に出願を締め切る大学も少なくありません(出典:河合塾Kei-Net)

実力相応校・チャレンジ校は一般選抜で、滑り止め校は現地受験が不要な共通テスト利用(単独型)で押さえる、という組み合わせが基本戦略です。ただし併用型を選ぶ場合は、一般選抜と試験日・対策範囲が重ならないか事前に確認しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. 共通テストは何割でMARCHに受かる?

河合塾Kei-Netの2027年度予想では、文系学部で70%台後半〜80%台前半が中心ですが、大学・学部・方式によって70〜89%まで差があります。難関学部や3科目型では85%を超えることも多いです。あくまで予想値で、学部・年度により変動します。

Q2. MARCHの中で共通テスト利用のボーダーが一番高いのはどこ?

河合塾Kei-Netの予想では、立教大学経営学部・国際経営学科(3科目型)の89%が最も高い数値です。学部単位では明治大学文学部・西洋史学科(87%)、青山学院大学文学部・日本文学科(87%)なども高い部類に入ります。

Q3. 共通テスト利用は一般方式より難しい?

ボーダーは高くなりやすい傾向があります。独自試験がなく募集人数も少ないため高倍率になりやすいからです。ただし方式・科目数によっては例外もあります。

Q4. 立教の共通テスト利用の英語はどう使われる?

共通テストの英語(リーディングとリスニングを1:1で利用)または英検®などの英語外部試験のスコアのいずれかを利用します。両方は併用できません。英語で高いスコアを確保しておくと有利です。

Q5. MARCHのボーダーは確定した合格ライン?

いいえ。予備校が出すボーダーは「合否可能性50%ライン」の予想値です。年度・予備校・出願動向で変わるため、最新の要項・予備校データを確認してください。

Q6. 共通テスト利用は何校まで出願できる?

出願できる大学数自体に制限はありません。ただし併用型は大学独自試験の試験日が重なる場合があるため、出願前にスケジュールを確認してください。

まとめ|MARCH共通テスト利用3つのポイント

  • ① 大学・学部でレンジが大きい:河合塾Kei-Net予想(2027年度)で70%台〜89%まで幅があるため、志望学部のボーダーを個別に確認する
  • ② 予想値は50%ライン:確定した合格ラインではないため、ボーダー+3〜5%程度を目標にする
  • ③ 併願の武器になる:現地受験不要の単独型を中心に、滑り止め校を増やす戦略が有効。ただし出願締切のタイミングと併用型の現地受験の有無には注意する

MARCHの共通テスト利用は高得点勝負です。志望学部のボーダーから逆算し、得意科目で確実に上積みする戦略を立てましょう。

※各大学・学部の最新のボーダー・方式・出願締切は、2026年11月に大学が公表する正式な入学試験要項や、予備校の最新データで必ずご確認ください。

志望校に逆転合格した先輩の勉強法を見てみよう

👉 MARCHの合格体験記を探してみる

難関私大専門の逆転コーチングの無料受験相談もあわせてご検討ください。志望校に合格したコーチが、今の学力から逆算した合格プランを一緒に考えてくれます。

参考書計画作成バナー

この記事をシェアする

合格者のリアルなデータを見てみよう!合格体験記を検索する

あなたの志望大学の合格体験記を見てみよう

志望大学を入力検索

合格体験記を検索

合格者のリアルな勉強法が読める

志望大学を入力
合格体験記を探す