上智大学公式の2026年度・2025年度の一般選抜入試統計には、合格最低点が掲載されていません。載っているのは志願者数・受験者数・合格者数・補欠入学許可者数・競争率で、2026年度の競争率はTEAPスコア利用方式が3.5倍、学部学科試験・共通テスト併用方式が3.2倍でした。上智大学独自試験の得点は標準化されるため、素点の自己採点をそのまま当てはめられる基準点はありません。
(2026年10月更新) 本記事は、上智大学公式の2026年度・2025年度一般選抜入試統計、2026年度一般選抜入学試験要項、一般選抜入試に関するFAQ、2027年度一般選抜の日程・変更点のページをもとに作成しています(2026年10月12日確認)。入試情報は公開情報/大学公式をもとに作成しています。最新情報は必ず大学公式でご確認ください。

上智大学の合格最低点は公表されている?
上智大学の合格最低点は、上智大学公式サイトの一般選抜入試統計にも、2026年度一般選抜入学試験要項にも掲載されていません。公表済みの最新年度は2026年度入試(2026年2月実施)で、方式ごとの「志願者・合格者数一覧」がPDFで公開されています。現在の3方式になった2021年度以降の入試統計には、合格最低点の欄がありません。旧方式だった2020年度の入試統計には、偏差値法で算出した合格最低点が学科別に載っています(上智大学公式サイトで2026年10月12日に確認)。方式が違うため、現行方式の目安にはできません。
項目 | 上智大学公式の入試統計での扱い(2026年度・2025年度) |
|---|---|
募集人員・志願者数・第1次受験者数 | 学科別に公表 |
最終合格者数・補欠入学許可者数 | 学科別に、別々の欄で公表 |
競争率 | 学科別に公表。第1次受験者数÷(最終合格者数+補欠入学許可者数) |
合格最低点・満点 | 入試統計に欄がない |
受験者平均点・合格者平均点 | 入試統計に欄がない |
(出典:上智大学「一般選抜入試統計」2026年度・2025年度の各方式PDF)
一般選抜の方式は、TEAPスコア利用方式、学部学科試験・共通テスト併用方式、共通テスト利用方式(3教科型・4教科型)の3つです。インターネット上には上智大学の現行方式の合格最低点とする数値もありますが、上智大学公式サイトで出典を確認できないものは、本記事では扱っていません。予備校の予想ボーダーも掲載していません。
上智大学の競争率はどのくらい?【2026年度・学部別】
2026年度の上智大学の競争率は、全体でTEAPスコア利用方式が3.5倍、学部学科試験・共通テスト併用方式が3.2倍、共通テスト利用方式の3教科型が5.9倍、4教科型が3.5倍でした。合格最低点の代わりに、公表されている競争率を学部別にまとめます。
学部 | TEAPスコア利用方式 | 学部学科試験・共通テスト併用方式 | 共通テスト利用方式(3教科型) | 共通テスト利用方式(4教科型) |
|---|---|---|---|---|
神学部 | 3.6倍 | 2.9倍 | 33.0倍 | 13.5倍 |
文学部 | 3.3倍 | 3.0倍 | 5.2倍 | 2.9倍 |
総合人間科学部 | 4.3倍 | 4.2倍 | 11.2倍 | 3.5倍 |
法学部 | 3.3倍 | 2.9倍 | 5.9倍 | 3.8倍 |
経済学部 | 3.9倍 | 4.0倍 | 7.7倍 | 3.5倍 |
外国語学部 | 3.5倍 | 2.5倍 | 5.6倍 | 3.3倍 |
総合グローバル学部 | 4.2倍 | 3.6倍 | 6.4倍 | 2.8倍 |
理工学部 | 2.5倍 | 2.8倍 | 3.8倍 | 4.0倍 |
全学部 | 3.5倍 | 3.2倍 | 5.9倍 | 3.5倍 |
(出典:上智大学「2026年度一般選抜 入試統計」各方式PDFの学部小計・合計。国際教養学部は一般選抜での募集なし)
読むときの注意点は次のとおりです。
- 上智大学の競争率は、補欠入学許可者を合格側に含めて計算されている。2026年度の学部学科試験・共通テスト併用方式は、最終合格者3,001人に対して補欠入学許可者が1,000人だった
- 学科別では、2026年度の学部学科試験・共通テスト併用方式は総合人間科学部教育学科が6.7倍で最も高く、外国語学部ドイツ語学科が1.9倍で最も低い
- 共通テスト利用方式は募集人員が大半の学科で2〜5人(4教科型の経済学部経営学科のみ15人)と少なく、年度による変動が大きい。神学部神学科の3教科型は2025年度の11.5倍から2026年度は33.0倍になった
- 競争率が低い学科ほど合格最低点が低い、とは言えない。満点も受験者層も学科によって違う
上智大学の満点と配点は学部でどう違う?
上智大学の満点は、同じ方式でも学科によって違います。学部学科試験・共通テスト併用方式は200〜450点、TEAPスコア利用方式は200〜450点です(配点の合計は当サイトの計算)。
方式 | 満点 | 学科による違い |
|---|---|---|
TEAPスコア利用方式 | 多くの学科が350点(TEAP 150点+上智大学独自試験200点) | 経済学部経営学科450点、理工学部400点、経済学部経済学科の理系受験200点 |
学部学科試験・共通テスト併用方式 | 多くの学科が240点(大学入学共通テスト140点+学部学科試験100点) | 文学部英文学科250点、総合人間科学部心理学科と外国語学部220点、総合グローバル学部200点、経済学部経済学科450点、経済学部経営学科250点、理工学部400点 |
共通テスト利用方式(3教科型) | 多くの学科が500点 | 経済学部経済学科700点、理工学部600点 |
共通テスト利用方式(4教科型) | 多くの学科が600点 | 総合人間科学部看護学科と経済学部経済学科700点、理工学部550点 |
(出典:上智大学「2026年度一般選抜入学試験要項」の方式別一覧。TEAPスコア利用方式と学部学科試験・共通テスト併用方式の合計は当サイトが配点を足したもの)
2027年度の配点は、上智大学公式の方式別ページに載っている配点表では2026年度と同じでした。2027年度の一般選抜入学試験要項は11月上旬に公開予定とされているため、確定した配点は要項で確認してください。
上智大学の得点は素点?偏差値法とは?
上智大学のTEAPスコア利用方式と学部学科試験・共通テスト併用方式では、上智大学独自試験の得点は素点ではなく、標準化された得点が使われます。2026年度要項には両方式とも「標準化を行います」と書かれており、上智大学公式のFAQは、採用している偏差値法を「異なる科目間の試験結果に表れる固有の得点分布を標準化し、同じ条件で比較する方法」と説明しています。
得点の種類 | 合否判定での扱い(2026年度要項・公式FAQ) |
|---|---|
上智大学独自試験(TEAPスコア利用方式・学部学科試験) | 標準化を行う(要項)。偏差値法により、必ず受験する指定科目も標準化する(FAQ) |
TEAPスコア | 各学科が設定する英語の配点に応じて換算。換算方法は公表されていない |
大学入学共通テストの得点 | 偏差値法は適用せず、素点を各学科の配点に応じて換算 |
外国語外部検定試験(学部学科試験・共通テスト併用方式) | CEFRレベルA2以上で、大学入学共通テストの外国語の得点に加点。加点後は外国語の満点が上限 |
外国語外部検定試験(共通テスト利用方式) | CEFRレベルB2以上で、みなし得点として利用可能。大学入学共通テストの外国語の得点と高いほうを採用 |
過去問を解いて出した素点の合計は、上智大学の合否判定に使われる得点と同じものではありません。素点が配点換算のうえで使われるのは、大学入学共通テストの部分です。
不合格者には得点が開示されます。2026年度要項によると、対象はTEAPスコア利用方式と学部学科試験・共通テスト併用方式の第1次試験で、開示されるのは科目別の得点(学部学科によっては標準化された得点)と合計得点です。神学科・心理学科・看護学科は第1次試験の不合格者のみが対象で、共通テスト利用方式は対象外です。
2027年度入試の日程と変更点は?
上智大学の2027年度一般選抜は、TEAPスコア利用方式が2027年2月6日(土)、学部学科試験・共通テスト併用方式が2月7日(日)〜2月11日(木・祝)に実施されます。日程は公式サイトの一般選抜日程のページで公開されています。
方式 | Web出願期間 | 試験日 | 最終合格発表 |
|---|---|---|---|
TEAPスコア利用方式 | 2027年1月5日(火)〜1月21日(木) | 2月6日(土) | 2月17日(水)。神学科・心理学科・看護学科は2月24日(水) |
学部学科試験・共通テスト併用方式 | 1月5日(火)〜1月21日(木) | 2月7日(日)〜2月11日(木・祝)。学科で異なる | 2月17日(水)〜2月24日(水)。学科で異なる |
共通テスト利用方式(3教科型・4教科型) | 1月5日(火)〜1月14日(木) | 上智大学独自の試験なし | 2月15日(月)。神学科・心理学科・看護学科は2月24日(水) |
(出典:上智大学「一般選抜日程」2027年度)
公式ページに挙げられている2027年度の変更点は、募集人員の変更です。
- TEAPスコア利用方式:文学部フランス文学科15人→14人、理工学部物質生命理工学科22人→18人、理工学部機能創造理工学科21人→18人
- 学部学科試験・共通テスト併用方式:理工学部物質生命理工学科と機能創造理工学科がそれぞれ45人→42人
- 共通テスト利用方式(3教科型):文学部フランス文学科2人→3人
2028年度入試からは、TEAPスコア利用方式で、TEAPのスコアに代えて英検CSEスコア(準1級・1級を受検して得たもの)を提出できるようになります。2027年度入試には適用されません。
合格最低点が公表されていない上智大学で、目標はどう立てる?
上智大学は現行方式の合格最低点が公表されていないため、目標は「過去問で何点」ではなく、得点の仕組みに合わせて立てます。次の3つは当サイトの考え方で、上智大学が示す基準ではありません。
- 学部学科試験・共通テスト併用方式は、大学入学共通テストの配点が全体のおよそ4割〜6割強を占める(配点から当サイトが計算)。素点で反映される大学入学共通テストを先に固める
- TEAPスコア利用方式は、TEAPのスコアが英語の得点として使われる。換算方法は非公表のため、スコアは取れるだけ高くしておく
- 上智大学独自試験は標準化されるため、過去問は合計点ではなく、科目ごとに受験者の中で上位に入れるかを意識して解く
科目別の対策は上智大学の参考書ルート、学科選びは上智大学の穴場学部へ。併願先は、早稲田大学の合格最低点、慶應義塾大学の合格最低点、明治大学の合格最低点もあわせて確認してください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 上智大学の合格最低点はどこで見られますか?
2021年度以降の上智大学公式の一般選抜入試統計には、合格最低点の掲載がありません。公表されているのは志願者数・合格者数・補欠入学許可者数・競争率です。
Q2. 上智大学の共通テスト併用の合格最低点はどのくらいですか?
2026年度・2025年度とも公表されていません。学部学科試験・共通テスト併用方式の2026年度の競争率は全体で3.2倍、満点は学科によって200〜450点です。
Q3. 上智大学のTEAP利用の合格最低点はどのくらいですか?
2026年度・2025年度とも公表されていません。TEAPスコア利用方式の2026年度の競争率は全体で3.5倍です。TEAPスコアの換算方法は、要項に「公表しません」と書かれています。
Q4. 上智大学 理工学部の合格最低点はどのくらいですか?
2026年度・2025年度とも公表されていません。2026年度の理工学部の競争率は、TEAPスコア利用方式が2.5倍、学部学科試験・共通テスト併用方式が2.8倍でした。
Q5. 上智大学の共通テスト利用は何割必要ですか?
2026年度・2025年度の入試統計には、合格最低点もボーダーも掲載されていません。2026年度の競争率は3教科型が5.9倍、4教科型が3.5倍でした。
Q6. 上智大学は入試の得点を開示していますか?
不合格者に開示されます。2026年度要項によると、対象はTEAPスコア利用方式と学部学科試験・共通テスト併用方式の第1次試験の得点で、共通テスト利用方式は対象外です。
まとめ|上智大学の合格最低点を調べる前に知っておく3つのポイント
- 上智大学公式の入試統計は、現行方式になった2021年度以降、合格最低点を掲載していない。公表されているのは志願者数・合格者数・補欠入学許可者数・競争率
- 2026年度の競争率は、TEAPスコア利用方式3.5倍、学部学科試験・共通テスト併用方式3.2倍、共通テスト利用方式3教科型5.9倍・4教科型3.5倍
- 上智大学独自試験の得点は標準化され、大学入学共通テストは素点を配点に換算して使われる
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