福岡大学の2026年度一般選抜の合格最低点は、福岡大学「令和8年度 一般選抜入試結果」によると、系統別日程(400点満点)が医学部医学科を除いて223〜280点、前期日程(300点満点)が150〜220点でした。最低点が公表されているのは系統別日程と前期日程だけで、共通テスト利用型・併用型・後期日程は人数と倍率のみの公表です。
(2026年10月更新) 本記事は、福岡大学が公表した「令和8年度 一般選抜入試結果」「令和7年度 入試状況表」と「入試ガイド2027」をもとに作成しています。入試情報は公開情報/大学公式をもとに作成しています。最新情報は必ず大学公式でご確認ください。

福岡大学の合格最低点はどこで公表されている?
福岡大学の合格最低点は、入試情報サイトの「入試状況・過去問題」ページにあるPDF「令和8年度 一般選抜入試結果」に、学部・学科別の合格最高点とあわせて掲載されています。同じ表は「入試ガイド2027」にも、前年度(令和7年度)の表とあわせて載っています。
方式ごとの公表状況は次のとおりです。
入試方式 | 満点 | 合格最低点の公表 |
|---|---|---|
系統別日程 | 400点(医学部医学科を除き傾斜配点) | あり(学科別) |
前期日程 | 300点 | あり(学科別・型別) |
後期日程 | 200点(スポーツ科学部は調査書50点を加算) | なし(人数・倍率のみ) |
前期日程・共通テスト併用型 | ― | なし(人数・倍率のみ) |
共通テスト利用型Ⅰ〜Ⅲ期 | ― | なし(人数・倍率のみ) |
(出典:福岡大学「令和8年度 一般選抜入試結果」「令和8年度 一般選抜状況表」)
合格者の総点の平均点は公表されていません。科目ごとの合格者平均点は、「入試ガイド2027」の「令和8年度 入試科目別状況」に別に掲載されています。
福岡大学の合格最低点は何割?【2026年度・学科別】
2026年度の福岡大学の合格最低点を得点率に直すと、系統別日程は医学部医学科を除いて約56〜70%、前期日程は50〜約73%です。文系の主要学科では、系統別日程が6割台、前期日程が6割前後に集まっています。
学部・学科 | 系統別日程 最低点(400点) | 前期日程 最低点(300点) |
|---|---|---|
人文学部 文化学科 | 268(67.0%) | 192(64.0%) |
人文学部 歴史学科 | 276(69.0%) | 191(63.7%) |
人文学部 日本語日本文学科 | 249(62.3%) | 174(58.0%) |
人文学部 教育・臨床心理学科 | 264(66.0%) | 192(64.0%) |
人文学部 英語学科 | 263(65.8%) | 184(61.3%) |
法学部 法律学科 | 252(63.0%) | 179(59.7%) |
法学部 経営法学科 | 252(63.0%) | 179(59.7%) |
経済学部 経済学科 | 257(64.3%) | 176(58.7%) |
経済学部 産業経済学科 | 248(62.0%) | 178(59.3%) |
商学部 商学科 | 264(66.0%) | 196(65.3%) |
商学部 経営学科 | 254(63.5%) | 181(60.3%) |
商学部 貿易学科 | 247(61.8%) | 179(59.7%) |
商学部第二部 商学科 | 224(56.0%) | 150(50.0%) |
理学部 応用数学科 | 229(57.3%) | 169(56.3%) |
工学部 機械工学科 | 247(61.8%) | 178(59.3%) |
工学部 電子情報工学科 | 250(62.5%) | 188(62.7%) |
工学部 建築学科 | 262(65.5%) | 194(64.7%) |
医学部 看護学科 | 277(69.3%) | 193(64.3%) |
薬学部 薬学科(前期は通常型) | 270(67.5%) | 201(67.0%) |
(出典:福岡大学「令和8年度 一般選抜入試結果」から主な学科を抜粋。得点率は最低点÷満点による本記事での計算値で、大学の公表値ではありません)
2026年度の最低点の上限と下限は次のとおりです。
- 系統別日程(医学部医学科を除く):最高は商学部 会計専門職プログラム(経営)の280点、最低は理学部 物理科学科の223点
- 前期日程:最高は薬学部 薬学科【理科重視型】の220点、最低は商学部第二部 商学科の150点
- 医学部医学科(系統別日程)の最低点281点は一次選考の点数で、面接を含む二次選考の点数ではありません
系統別日程と前期日程はどう違う?
福岡大学の系統別日程は、1回の試験で同じ系統の複数学科に出願できる400点満点の方式です。前期日程は学科ごとの試験日に受ける300点満点の方式で、試験日を変えて複数回受験できます。
項目 | 系統別日程 | 前期日程 |
|---|---|---|
満点 | 400点(3科目・傾斜配点。医学部医学科は4科目) | 300点(3科目・原則各100点) |
2027年度の試験日 | 2月2日(火) | 2月3日(水)〜6日(土)、2月11日(木) |
出願の特徴 | 同じ系統の複数学科に出願でき、第一志望・第二志望の制度がある | 各試験日に1学科ずつ出願でき、最大5回受験できる |
同じ学科を複数回受験 | ― | 原則として総点の高い方で合否判定(理・薬・スポーツ科学科は条件あり) |
2026年度の募集人員(合計) | 356人 | 1,937人 |
(出典:福岡大学「入試ガイド2027」、一般選抜ページ、令和8年度 一般選抜入学試験要項)
系統別日程は募集人員が少なく、2026年度の競争率は全体で4.6倍でした。前期日程は全体で3.5倍です。系統別日程は傾斜配点で、配点の内訳は学科ごとに違います(例:人文学部文化学科は外国語150点・国語150点・選択100点)。スポーツ科学部の系統別日程は、3科目のうち最高得点の1科目を200点に換算します。
前期日程でも、理学部物理科学科【物理重視型】・化学科【化学重視型】・薬学部薬学科【理科重視型】は英語50点・数学50点・理科200点の配点で、通常型とは別に最低点が公表されています。
2025年度から合格最低点はどう変わった?
2025年度と2026年度を比べると、多くの学科で最低点が上がり、特に理工系の上昇が目立ちました。福岡大学「令和7年度 入試状況表」と「令和8年度 一般選抜入試結果」から主な学科を並べると次のとおりです。
学部・学科 | 系統別 2025年度 | 系統別 2026年度 | 前期 2025年度 | 前期 2026年度 |
|---|---|---|---|---|
人文学部 文化学科 | 246 | 268 | 185 | 192 |
法学部 法律学科 | 237 | 252 | 163 | 179 |
経済学部 経済学科 | 245 | 257 | 178 | 176 |
商学部 商学科 | 242 | 264 | 186 | 196 |
工学部 電気工学科 | 194 | 226 | 144 | 175 |
工学部 化学システム工学科 | 180 | 226 | 144 | 169 |
理学部 物理科学科 | 195 | 223 | 160(通常型) | 161(通常型) |
(出典:福岡大学「令和7年度 入試状況表」「令和8年度 一般選抜入試結果」)
工学部化学システム工学科の系統別日程は180点から226点へ46点上がりました。一方、経済学部経済学科の前期日程は178点から176点へわずかに下がっています。1年分の最低点だけで目標を決めず、2年分の高い方を基準にすると安全です。
合格最低点は素点?得点調整や加点は含まれる?
公表された最低点が素点か得点調整後の点数かは、入試結果の資料に記載がありません。「入試ガイド2027」のQ&Aには、試験科目間の難易差による不公平をなくすために「得点調整を行う場合があります」と書かれています。
福岡大学の英語の資格・検定試験活用制度(20点または40点の加算)は、共通テストを使う方式(前期日程・共通テスト併用型、共通テスト利用型)が対象です。最低点が公表されている系統別日程と前期日程は対象外です。
また、前期日程で同じ学科を2回受験した場合は原則として総点の高い方で判定されますが、公表された最低点にこの扱いや系統別日程の第二志望合格者がどう反映されているかは、資料からは分かりません。過去問の自己採点と比べるときは、最低点に10点程度の余裕を見ておくのが安全です。
2027年度入試の日程と変更点は?
福岡大学の2027年度一般選抜は、系統別日程・前期日程とも出願期間が2026年12月18日(金)〜2027年1月12日(火)、合格発表が2月23日(火)です。福岡大学の一般選抜ページによる日程は次のとおりです。
方式 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
系統別日程 | 2026年12月18日(金)〜2027年1月12日(火) | 2月2日(火) | 2月23日(火) |
前期日程 | 2026年12月18日(金)〜2027年1月12日(火) | 2月3日(水)〜6日(土)、2月11日(木) | 2月23日(火) |
共通テスト利用型Ⅱ期 | 2026年12月18日(金)〜2027年1月20日(水) | 共通テスト(1月16日・17日) | 2月23日(火) |
後期日程 | 2027年2月15日(月)〜2月25日(木) | 3月4日(木) | 3月13日(土) |
(出典:福岡大学 一般選抜ページ。医学部医学科の系統別日程は一次2月2日、二次2月14日。スポーツ科学科【実技型】の前期日程は2月6日・7日、2月11日・12日)
「入試ガイド2027」に記載された一般選抜の主な変更点は次の3つです。
- 前期日程・共通テスト併用型の理学部地球圏科学科で、共通テストの科目・配点を「外国語・国語・数学・理科のうち高得点2科目200点(各100点)」に変更
- 後期日程の薬学部の科目を「英語または数学、理科(化学)」に変更
- 前期日程の全日程に那覇会場を追加
2027年度の一般選抜入学試験要項は、本記事の確認時点(2026年10月16日)では未公開で、11月上旬に掲載予定とされています。
合格最低点をどう目標点に活かす?
福岡大学は系統別日程が400点、前期日程が300点で満点がそろっているため、得点率で目標を立てやすい大学です。
- 志望学科の2025年度・2026年度の最低点を確認し、高い方を基準にする
- 得点調整や判定方法の不確実性を見込み、基準に10点程度を上乗せする(法学部法律学科の前期日程なら179点+10点で190点前後)
- 前期日程は1科目あたりに直して過去問の目標にする(190点なら1科目約63点)
- 系統別日程は傾斜配点のため、配点の大きい科目を優先して仕上げる
- 前期日程の学科別の試験日と2月11日の試験日を組み合わせ、受験機会を増やす
九州の国公立大学と併願する場合は、九州大学の参考書ルートで科目ごとの到達目標を確認できます。私立大学の受け方は併願校の決め方、関西の中堅私大の水準は産近甲龍のレベル・難易度や近畿大学の合格最低点が参考になります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 福岡大学は何割で合格できますか?
2026年度の前期日程(300点満点)の合格最低点は150〜220点で、本記事の計算では50〜約73%でした。法・経済・商学部の主要学科は176〜196点(約59〜65%)に集まっています。
Q2. 福岡大学の共通テスト利用の合格最低点は?
福岡大学は共通テスト利用型Ⅰ〜Ⅲ期の合格最低点を公表していません。「令和8年度 一般選抜状況表」に掲載されているのは、募集人員・志願者・合格者・競争率などの人数だけです。
Q3. 福岡大学の系統別日程と前期日程はどちらが受かりやすいですか?
2026年度の競争率は系統別日程が全体で4.6倍、前期日程が3.5倍でした。満点が違うため最低点は直接比べられません。系統別日程は傾斜配点なので、得意科目の配点が大きい学科なら有利になります。
Q4. 福岡大学の前期日程は同じ学科を2回受けられますか?
受けられます。福岡大学の前期日程は学科ごとの試験日と2月11日の試験日があり、同じ学科を2回受験した場合は総点の高い方で合否判定されます(令和8年度 一般選抜入学試験要項)。ただし、物理重視型などの重視型と通常型はそれぞれ別に判定され、スポーツ科学科は同じ型を2回受けた場合に限られます。
Q5. 福岡大学は得点を開示していますか?
令和8年度 一般選抜入学試験要項によると、系統別・前期・後期日程で受験したすべての学科が不合格だった人に、総点のみを5月に開示しています(医学部医学科は一次選考の不合格者に一次選考の総点を開示)。2027年度の扱いは要項の公開後に確認してください。
Q6. 福岡大学に追加合格はありますか?
あります。医学部医学科は系統別日程と共通テスト利用型Ⅰ期、医学部医学科以外は前期日程が対象で、入学手続の状況で欠員が出た場合に追加合格を決定して通知します。2026年度の前期日程では地球圏科学科31人、看護学科39人、健康運動科学科11人、系統別日程の医学部医学科で28人の追加合格がありました。
まとめ|福岡大学の合格最低点を攻略する3つのポイント
- 福岡大学は系統別日程(400点満点)と前期日程(300点満点)の最低点を学科別に公表。2026年度は系統別が223〜280点(医学部医学科を除く)、前期が150〜220点
- 2025年度から多くの学科で最低点が上がり、特に工学部・理学部の上昇が大きい。2年分の高い方を基準にする
- 得点調整の有無や判定方法の反映は記載がないため、最低点に10点程度を上乗せし、前期日程の複数日受験で機会を増やす
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