東洋大学の総合型選抜は、AO型推薦入試・自己推薦入試(いずれも専願)と、基礎学力テスト型入試(併願可)の3つです。基礎学力テスト型は2025年度まで学校推薦型選抜でしたが、2026年度入試から総合型選抜になり、学校長の推薦も評定の条件もなく受けられます。2026年度の倍率(志願者÷合格者の計算値)は、基礎学力テスト型が全体4.3倍、AO型推薦が3.0倍、自己推薦が2.4倍でした。
(2026年11月更新)
本記事は、東洋大学の2027年度の総合型選抜・学校推薦型選抜(専願)と基礎学力テスト型入試の入学試験要項、2027年度 入試スケジュール、2025・2026年度の入試結果をもとに作成しています。入試情報は公開情報/大学公式をもとに作成しています。最新情報は必ず大学公式でご確認ください。

東洋大学の総合型選抜にはどんな入試がある?
東洋大学が総合型選抜に分類しているのは、AO型推薦入試、自己推薦入試、基礎学力テスト型入試の3つです。名前に「推薦」が付くAO型推薦入試・自己推薦入試も、学校長の推薦が要らない総合型選抜です。学校推薦入試(総合評価型)と「独立自活」支援推薦入試は学校推薦型選抜なので、本記事では区別して扱います。
入試(大学の表記) | 専願・併願 | 2027年度の試験日 | 11月6日時点 |
|---|---|---|---|
AO型推薦入試 | 専願 | 10月18日/11月22日/12月13日 | 10月実施は発表済み、11月実施は出願終了、12月実施はこれから |
自己推薦入試 | 専願 | 同上 | 同上 |
基礎学力テスト型入試 | 併願可 | 11月29日 | 出願終了(11月4日締切)、試験はこれから |
(出典:東洋大学 2027年度の各入学試験要項、2027年度 入試スケジュール)
12月13日実施の専願入試は11月27日(金)〜12月2日(水)に出願できます(基礎学力テスト型に出願した人は出願できません)。
基礎学力テスト型は総合型選抜?学校推薦型との違いは?
基礎学力テスト型入試は、2026年度入試から総合型選抜として行われています。2025年度までは「学校推薦入試 基礎学力テスト型」(学校推薦型選抜)だったため、古い情報では推薦入試と書かれていることがあります。
学校推薦入試(総合評価型)との違いは、学校長の推薦が不要、評定の条件がない、既卒も出願できる(学校推薦入試は2026年度卒業者のみ)、他大学や東洋大学の複数の学科と併願できる、の4点です(出典:2027年度の各入学試験要項)。
基礎学力テスト型の入学検定料は、2出願まで一律35,000円、3出願目からは1出願20,000円です。1回の試験で複数の学科の合否判定を受けられ、2026年度の志願者は延べ18,684人でした。
東洋大学の総合型選抜の倍率は?【2026年度入試】
2026年度の倍率(志願者÷合格者の計算値)は、基礎学力テスト型が全体4.3倍、AO型推薦が3.0倍、自己推薦が2.4倍でした。東洋大学は倍率を公表していないため、以下は本記事の計算値です。
学部(基礎学力テスト型・第1部) | 志願者→合格者 | 倍率 |
|---|---|---|
文学部 | 3,001→669 | 4.5倍 |
経済学部 | 2,766→493 | 5.6倍 |
経営学部 | 2,830→493 | 5.7倍 |
法学部 | 1,226→265 | 4.6倍 |
社会学部 | 2,536→499 | 5.1倍 |
国際観光学部 | 846→147 | 5.8倍 |
健康スポーツ科学部 | 614→113 | 5.4倍 |
理工学部 | 1,113→499 | 2.2倍 |
第1部 計(第2部を含む全体) | 18,315→4,091(18,684→4,370) | 4.5倍(4.3倍) |
(出典:東洋大学「2026年度 入学試験 入試結果」。倍率は本記事の計算)
ほかの学部は、国際学部3.8倍、情報連携学部3.1倍、福祉社会デザイン学部3.7倍、総合情報学部3.9倍、生命科学部3.8倍、食環境科学部4.0倍でした。
AO型推薦・自己推薦は学科ごとの差が大きく、2026年度はAO型推薦の国際観光学科が216人志願・51人合格(4.2倍)、文学部教育学科(人間発達専攻)が5.3倍でした(同専攻は2027年度、AO型推薦ではなく自己推薦で募集)。自己推薦では、社会学部第1部社会学科が54人志願・6人合格(9.0倍)と最も高く、福祉社会デザイン学部の社会福祉学科は1.9倍、第2部(イブニングコース)の学科は1.0〜2.0倍でした。
2025年度は、学校推薦型だった基礎学力テスト型が4.7倍、AO型推薦が2.6倍、自己推薦が2.4倍でした。
東洋大学の総合型選抜の条件は?評定や英検®はいる?
基礎学力テスト型には評定の条件がなく、大学入学資格(見込みを含む)があれば既卒でも出願できます。AO型推薦・自己推薦は、志望学科が第一志望で合格したら必ず入学することが条件で、要項に全体の評定の条件を書いている学科は見当たりません。学科ごとに英語資格、スポーツ実績、事前適性審査(情報連携学部)などの条件があります。
方式・学科 | 英語資格などの条件(2027年度要項) |
|---|---|
AO型推薦 文学部 国際文化コミュニケーション学科 | 英検®CSEスコア1,800以上、GTEC 840以上、TEAP 195以上、IELTS 4.5以上のいずれか |
AO型推薦 経済学部 総合政策学科 | 英検®CSEスコア1,800以上など(IELTSは4.0以上) |
AO型推薦 国際観光学部 | 英検®CSEスコア1,800以上など |
AO型推薦 国際学部 国際地域学科(ジャンル・セレクト入試 ジャンルA) | 英語の評定4.2以上、または英検®CSEスコア1,980以上・GTEC 960以上・TEAP 225以上・IELTS 5.0以上 |
自己推薦 経済学部 経済学科 | 英検®CSEスコア1,800以上など、かつ実用数学技能検定準2級以上の合格(2024年9月〜2026年7月の受験。1次・2次のいずれかでも可)または事前適性審査の基準を満たすこと |
(出典:東洋大学「2027年度 総合型選抜・学校推薦型選抜 専願のみ 入学試験要項」。ほかに国際学部グローバル・イノベーション学科のAO型推薦、総合情報学部システム情報専攻の自己推薦も英語資格の証明が必要)
英検®の多くは「2024年10月以降に1級・準1級・2級のいずれかを受験したもの」に限られます。英検®CSEスコア1,800は2級の合格基準(一次と二次の合計1,980)より低く、2級に不合格でも届くことがあります。
基礎学力テスト型では、英検®などのスコアを英語の得点に換算できます。英検®CSEスコア2,304以上で100点、2,150以上で90点、1,980以上で80点に換算され、当日の英語と高い方が使われます(2024年12月以降の受験で、不合格でも可)。一般選抜での英検®の使い方は東洋大学 英検®利用で解説しています。英検®のスコアを高3の夏までに上げたい人は、英検®短期集中コーチングもご覧ください。
東洋大学の総合型選抜は併願できる?専願?
基礎学力テスト型は他大学とも、東洋大学のほかの学科とも併願できます。AO型推薦・自己推薦は専願で、東洋大学の中でも基礎学力テスト型との組み合わせに制限があります。
- 専願入試に出願すると11月29日の基礎学力テスト型は受けられず、基礎学力テスト型を受けると12月13日の専願入試には出願できない
- 10月18日実施の専願入試で不合格だった人だけは、基礎学力テスト型に出願できる
- 基礎学力テスト型は、同じ学科の複数の方式、別の学部・学科、第1部と第2部を組み合わせて出願できる(科目によって組み合わせられない学科がある)
東洋大学の総合型選抜の試験内容と日程は?
基礎学力テスト型は11月29日(日)に、英語と、国語または数学の筆記試験(各60分・100点)を行います。2027年度は書類の配点が調査書等30点・事前課題小論文20点に変わりました。
項目 | 基礎学力テスト型入試(2027年度要項) |
|---|---|
科目 | 1時限 国語(現代の国語、言語文化。漢文除く)または数学(数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C)、2時限 英語(リスニング除く) |
書類 | 調査書等30点、事前課題小論文20点(400字以内。出願時に入力) |
方式 | 2教科均等配点(満点250)、最高得点重視・英語重視・国語重視・数学重視(満点350)。学科で違う |
合格発表 | 12月14日(月) |
(出典:東洋大学「2027年度 総合型選抜 基礎学力テスト型入試 併願可能 入学試験要項」)
2026年度までは書類が各10点だったため、2026年度の合格最低点は2027年度と同じ満点では比べられません。AO型推薦・自己推薦の試験は学科ごとに違い、例えば社会学部第1部社会学科の自己推薦は、3,000〜4,000字の志願理由書による書類選考(第一次)と、11月22日の小論文・面接(第二次)の2段階です。
過去問は、大学の過去問ページから旺文社のサイト経由で、基礎学力テスト型の国語・数学・英語と一部の方式の小論文が公開されています(閲覧にはTOYOWebStyleのメンバー登録が必要とみられます)。
経営学部・社会学部の総合型選抜は?
経営学部(第1部・第2部)にはAO型推薦・自己推薦がなく、総合型選抜は基礎学力テスト型だけです。社会学部は、基礎学力テスト型のほかに、社会学科(第1部・第2部)で自己推薦を行います。
学科(第1部) | 基礎学力テスト型の方式 | 2026年度 志願者→合格者 | 倍率 |
|---|---|---|---|
経営学科 | 均等配点(英・国)/(英・数) | 933→159/260→44 | 5.9倍/5.9倍 |
マーケティング学科 | 均等配点/最高得点重視 | 592→84/325→47 | 7.0倍/6.9倍 |
会計ファイナンス学科 | 均等配点(英・国)/(英・数)/最高得点重視 | 318→64/179→49/223→46 | 5.0倍/3.7倍/4.8倍 |
社会学科 | 均等配点 | 732→128 | 5.7倍 |
国際社会学科 | 均等配点/英語重視 | 412→93/223→48 | 4.4倍/4.6倍 |
メディアコミュニケーション学科 | 均等配点(2027年度に最高得点重視を追加) | 520→106 | 4.9倍 |
社会心理学科 | 均等配点/数学重視 | 580→105/69→19 | 5.5倍/3.6倍 |
(出典:東洋大学「2026年度 入学試験 入試結果」。倍率は本記事の計算)
2028年度入試で変わることは?
2028年度入試の総合型選抜の変更予告は、11月6日時点で大学の入試情報サイトに見当たりません。2027年度は、基礎学力テスト型の書類の配点変更(各10点→調査書等30点・事前課題小論文20点)、情報連携学部AO型推薦の「INIAD特別スカラシップ型」の実施(2026年度の結果にはない方式)、2027年4月開設の環境イノベーション学部での実施などの変更がありました。
総合型選抜と一般選抜はどう両立する?
基礎学力テスト型は英語と国語または数学の筆記試験なので、一般選抜の勉強がそのまま対策になります。合格発表は12月14日なので、一般選抜の勉強を止めずに受けるのが基本です。
専願入試を受けると基礎学力テスト型に出られない組み合わせがあるため、高2のうちに、受ける方式(10月・11月・12月の専願か、11月の基礎学力テスト型か)と英語資格の条件を決めておきましょう。
一般選抜の得点の目安は東洋大学 合格最低点、入りやすい学科は東洋大学の穴場学部、勉強の順番は東洋大学の参考書ルートで確認できます。日東駒専の比較は日東駒専とは?も参考にしてください。準備の進め方は、総合型選抜とは?対策はいつから始める?、志望理由書の書き方、面接対策、小論文の書き方で解説しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 東洋大学の総合型選抜の倍率はどのくらいですか?
2026年度は、志願者÷合格者の計算値で基礎学力テスト型が全体4.3倍、AO型推薦が3.0倍、自己推薦が2.4倍でした。学科別では、自己推薦の社会学部第1部社会学科が9.0倍と高めです。
Q2. 東洋大学の基礎学力テスト型は総合型選抜ですか?
はい。2026年度入試から総合型選抜で、2025年度までは学校推薦型選抜でした。学校長の推薦も評定の条件も不要です。
Q3. 東洋大学の総合型選抜は併願できますか?
基礎学力テスト型は併願できます。AO型推薦・自己推薦は専願です。専願入試に出願すると基礎学力テスト型は受けられず、基礎学力テスト型を受けると12月13日の専願入試には出願できません(10月実施の専願入試で不合格だった人は例外)。
Q4. 東洋大学の総合型選抜に評定の条件はありますか?
基礎学力テスト型にはありません。AO型推薦・自己推薦も、要項に全体の評定の条件を書いた学科は見当たりません。評定の条件があるのは学校推薦型選抜の学校推薦入試(総合評価型)です。
Q5. 東洋大学の基礎学力テスト型の過去問はありますか?
あります。大学の過去問ページから旺文社のサイト経由で、基礎学力テスト型の国語・数学・英語が公開されています(2026年度分は確認済み)。
Q6. 東洋大学の総合型選抜の日程はいつですか?
2027年度は、専願入試が10月18日・11月22日・12月13日、基礎学力テスト型が11月29日(合格発表12月14日)です。12月13日実施分は11月27日〜12月2日に出願します。
まとめ|東洋大学の総合型選抜の3つのポイント
- 東洋大学の総合型選抜はAO型推薦・自己推薦(専願)と基礎学力テスト型(併願可)の3つ。基礎学力テスト型は2026年度から総合型選抜で、推薦も評定の条件も不要
- 2026年度の倍率(計算値)は基礎学力テスト型4.3倍、AO型推薦3.0倍、自己推薦2.4倍。経営学部の総合型選抜は基礎学力テスト型だけ
- 英語資格は一部の学科の出願条件(英検®CSEスコア1,800以上など)。基礎学力テスト型では英検®CSEスコア1,980以上を英語の80〜100点に換算できる
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