青山学院大学の2027年度一般選抜で英検®などの英語資格を使えるのは、個別学部日程の3つの方式(文学部英米文学科D方式、国際政治経済学部B方式、総合文化政策学部A方式)だけです。全学部日程と共通テスト利用入学者選抜では使いません。英語の得点に換算する「みなし満点」はなく、国際政治経済学部B方式が英検®CSEスコアに応じて5〜15点を加点し、ほかの2方式は出願資格・合否判定の材料として使います。
(2026年11月更新)
本記事は、青山学院大学の「2027年度入学者選抜概要」「2027年度入学者選抜日程」「2026年度入学者選抜結果」、2026年度の入学者選抜要項、日本英語検定協会の公式情報をもとに作成しています。入試情報は大学公式の公開情報をもとに作成しています。最新情報は必ず大学公式でご確認ください。

青山学院大学で英検®を使える学部・方式はどれ?
青山学院大学で英検®を使える一般選抜は、個別学部日程の3学部5学科・3方式です。「2027年度入学者選抜概要」で英語資格・検定試験の欄があるのはこの5学科だけで、全学部日程と共通テスト利用では、どの学部も英語資格を使いません。
学部・学科 | 方式(個別学部日程) | 募集人員 | 英語資格の使い方 |
|---|---|---|---|
文学部 英米文学科 | D方式 | 約10名 | 出願資格とし、合否判定に使う |
国際政治経済学部 国際政治学科 | B方式 | 約15名 | 出願資格と加点(最大15点) |
国際政治経済学部 国際経済学科 | B方式 | 約15名 | 出願資格と加点(最大15点) |
国際政治経済学部 国際コミュニケーション学科 | B方式 | 約20名 | 出願資格と加点(最大15点) |
総合文化政策学部 総合文化政策学科 | A方式 | 約40名 | 出願資格のみ |
(出典:青山学院大学「2027年度入学者選抜概要」)
総合文化政策学部A方式は、英語資格を出願資格にしたうえで、共通テスト(国語、地歴公民または数学)と独自の総合問題で判定します。
英検®は何点に換算される?加点はある?
青山学院大学の一般選抜には、英検®のスコアを英語の得点に換算する方式はありません。点数になるのは国際政治経済学部B方式の加点だけで、CEFRのレベルに応じて0〜15点を総合点に加えます。
CEFR | 英検®CSEスコア | 加点 |
|---|---|---|
C1以上 | 2,600以上 | 15点 |
B2 | 2,300〜2,599 | 10点 |
B1 | 1,950〜2,299 | 5点 |
A2 | 1,700〜1,949 | 0点(出願はできる) |
(出典:青山学院大学「2027年度入学者選抜概要」。満点は独自問題100点+加点15点の115点)
- 英検®CSEスコア1,700未満は出願できない。4技能のCSEスコアが必要で、受験級と合否は問わない
- 15点の英検®CSEスコア2,600以上は、準1級の合格基準(一次と二次の合計2,304)より上
2026年度の合格最低点は115点満点の95.0〜96.0点で、加点の5点差は合否に直結します。
出願に必要な英検®CSEスコアは?【学科別】
出願に必要な英検®CSEスコアは、国際政治経済学部B方式が1,700以上、総合文化政策学部A方式が2,100以上です。文学部英米文学科D方式は下限を設けていませんが、英検®で出すときは合格した級とCSEスコアの両方の提出が必要です。
方式 | 英検®の基準 | 英検®の級の目安 |
|---|---|---|
国際政治経済学部B方式 | 英検®CSEスコア1,700以上 | 準2級の合格基準(1,728)より少し下。受験級・合否は問わない |
総合文化政策学部A方式 | 英検®CSEスコア2,100以上 | 2級の合格基準(1,980)より上。受験級・合否は問わない |
文学部英米文学科D方式 | 下限なし(合格級とCSEスコアを提出) | 2026年度の合格者は、論述80.0点以上かつ英検®準1級以上など |
(出典:青山学院大学「2027年度入学者選抜概要」「2026年度入学者選抜結果」、日本英語検定協会「英検CSEスコア」)
英米文学科D方式は「論述(英語による)の得点の上位者のうち、英語資格・検定試験の成績上位者を合格とする」方式です。2026年度入試結果の注によると、合格者は論述80.0点以上で、英検®準1級以上、IELTS 6.0以上、TOEFL iBT 92点以上、TEAP 328点以上のいずれかを満たす人でした。下限はなくても、英検®で出した合格者は準1級以上でした。
英検®以外の試験の基準は?
英検®以外では、IELTS、TOEFL iBT、TOEIC(L&RとS&W)、TEAP(4技能)、GTECが使えます(英米文学科D方式はGTECが対象外)。総合文化政策学部A方式の出願基準は、IELTS 4.5以上、TOEFL iBT 58点以上(2026年1月20日以前の試験)または3.5以上(1月21日以降の試験)、TOEIC 940点以上、TEAP 260点以上、GTEC 1,100点以上です。(出典:2027年度入学者選抜概要)
出願時に提出できる英語資格・検定試験は1種類だけで、異なる実施回の技能別スコアは組み合わせられません(英検®の一次試験免除で二次試験を受けた場合は例外)。
英検®利用の方式は倍率・合格最低点が違う?【2026年度】
2026年度は、5学科すべてで英語資格を使う方式のほうが、表で比べた同じ学科の方式より倍率が高い結果でした。国際政治経済学部B方式は合格最低点の得点率も82.6〜83.5%と、A方式より高めです。
学科・方式 | 英語資格 | 受験者 | 合格者 | 倍率 | 合格最低点(得点率) |
|---|---|---|---|---|---|
英米文学科 D方式 | 合否判定に使う | 203 | 48 | 4.2倍 | 論述80.0点以上+英検®準1級以上など |
英米文学科 A方式 | 使わない | 378 | 144 | 2.6倍 | 340.0/450(75.6%) |
国際政治学科 B方式 | 加点 | 117 | 26 | 4.5倍 | 95.0/115(82.6%) |
国際政治学科 A方式 | 使わない | 311 | 132 | 2.4倍 | 159.7/200(79.9%) |
国際経済学科 B方式 | 加点 | 132 | 27 | 4.9倍 | 96.0/115(83.5%) |
国際経済学科 A方式 | 使わない | 181 | 69 | 2.6倍 | 163.4/200(81.7%) |
国際コミュニケーション学科 B方式 | 加点 | 221 | 24 | 9.2倍 | 95.0/115(83%) |
国際コミュニケーション学科 A方式 | 使わない | 246 | 52 | 4.7倍 | 156.6/200(78.3%) |
総合文化政策学科 A方式 | 出願資格 | 567 | 69 | 8.2倍 | 257.0/310(82.9%) |
総合文化政策学科 B方式 | 使わない | 451 | 75 | 6.0倍 | 262.5/350(75.0%) |
(出典:青山学院大学「2026年度入学者選抜結果」。倍率は大学の公表値〈受験者÷合格者〉)
英語資格を使う方式は募集人員が約10〜40名と少なく、英語が得意な受験生が集まるため倍率が高くなりやすいと考えられます(本記事の解釈)。英検®があれば受かるわけではありません(数字は2026年度の1年分)。
学部別の合格最低点は青山学院大学 合格最低点、倍率で見た入りやすい学部は青山学院大学の穴場学部で解説しています。
英検®のスコアはいつまでのものが使える?証明書は?
国際政治経済学部B方式と総合文化政策学部A方式は、出願期間末日から2年以内に取得したスコアが有効です。文学部英米文学科D方式は有効期限がありません。
項目 | 内容(2027年度入学者選抜概要) |
|---|---|
英検®の有効期限 | 国際政治経済学部B方式・総合文化政策学部A方式は出願期間末日より2年以内。英米文学科D方式は期限なし(IELTS・TOEFL iBT・TOEIC・GTECはD方式も2年以内、TEAPは2025年度第1回以降) |
使える英検® | 従来型、英検S-CBT、英検S-Interview。期限のない英米文学科D方式は英検CBT、英検2020 1day S-CBT、英検2020 2days S-Interviewも可 |
提出する証明書 | 合格証明書または英検CSEスコア証明書(Certification Cardは不可) |
提出数 | 英語資格・検定試験は1種類のみ |
個別学部日程の出願期間は、Web出願登録が2027年1月6日(水)〜1月20日(水)23時、出願書類の提出期限が1月22日(金)郵送必着です。
2027年度の入学者選抜要項は11月中旬に公表予定です。2026年度の要項では、証明書は原本が原則(TEAPを除く)で、英検®のデジタル証明書を印刷したものは不可でした。2027年度の扱いは要項の公表後に確認してください。
2027年度で変わった点は?
英語資格を使う方式の新設・廃止はなく、英検®CSEスコアの基準も2026年度と同じです。2026年度の要項と比べると、次の点が変わっています。
- TOEFL iBTの基準が、2026年1月20日以前と1月21日以降の試験で別々になった(総合文化政策学部A方式は50点以上→58点以上、国際政治経済学部B方式もB1の下限が42→44になり、A2の基準を新設)
- TEAPの有効期限の起点が「2024年度第1回以降」から「2025年度第1回以降」に
- 国際政治経済学部B方式の対象からTEAP CBTが外れた
2028年度の一般選抜で英語資格の扱いを変える予告は、11月6日時点でありません。
英検®利用の方式と全学部日程はどう組み合わせる?
英語資格を使う3方式は個別学部日程なので、試験日が重ならず、同じ学科の全学部日程や共通テスト利用とあわせて受けられます。
方式 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|
総合文化政策学部A方式 | 2027年2月9日(火)午後 | 2月17日(水) |
文学部英米文学科D方式 | 2月13日(土)午後 | 2月24日(水) |
国際政治経済学部A・B方式 | 2月17日(水)午前 | 2月26日(金) |
(出典:青山学院大学「2027年度入学者選抜日程」)
全学部日程を含む一覧は青山学院大学 入試日程で確認できます。総合型選抜(自己推薦)では、英米文学科と地球社会共生学部が英語資格を出願資格にしており、詳しくは青山学院大学 総合型選抜で解説しています。
英検®を使える学科が少ないため、立教大学、明治大学、中央大学、法政大学の英検®利用とあわせて併願校を組むのが現実的です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 青山学院大学で英検®を利用できる学部はどこですか?
一般選抜では、個別学部日程の文学部英米文学科(D方式)、国際政治経済学部3学科(B方式)、総合文化政策学部(A方式)だけです。全学部日程と共通テスト利用では使いません。
Q2. 青山学院大学の英検®の加点は何点ですか?
国際政治経済学部B方式だけで、英検®CSEスコア1,950以上で5点、2,300以上で10点、2,600以上で15点です。1,700〜1,949は出願はできますが加点は0点です。
Q3. 青山学院大学は英検®のスコアを英語の点数に換算しますか?
換算しません。2027年度の一般選抜には、英検®のスコアを英語の得点(みなし満点など)に置き換える方式はありません。使い方は出願資格、合否判定の材料、国際政治経済学部B方式の加点の3つです。
Q4. 英検®準1級があると青山学院大学で有利ですか?
国際政治経済学部B方式で10点以上の加点(英検®CSEスコア2,300以上)になり、英米文学科D方式も2026年度の合格者は準1級以上でした。ただし合否の中心は独自問題の得点です。
Q5. 英検®2級でも青山学院大学に出願できますか?
国際政治経済学部B方式(英検®CSEスコア1,700以上)と英米文学科D方式(下限なし)には出願できます。総合文化政策学部A方式は2,100以上が条件なので、2級合格(基準1,980)でもスコアが足りないと出願できません。
Q6. 青山学院大学の英検®はいつまでのスコアが有効ですか?
国際政治経済学部B方式と総合文化政策学部A方式は出願期間末日より2年以内、英米文学科D方式は英検®なら期限なしです。正確な日付は2027年度要項で確認してください。
まとめ|青山学院大学の英検®利用3つのポイント
- 英検®を使えるのは個別学部日程の英米文学科D方式・国際政治経済学部B方式・総合文化政策学部A方式だけ。全学部日程と共通テスト利用では使わず、得点への換算もない
- 点数になるのは国際政治経済学部B方式の加点(英検®CSEスコア1,950で5点、2,300で10点、2,600で15点)。総合文化政策学部A方式は2,100以上が出願資格
- 2026年度の英語資格を使う方式は倍率4.2〜9.2倍。英検®は受験機会を増やす手段で、合否は独自問題で決まる
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