東洋大学の英検利用は、正式には「英語外部試験利用制度」といい、英検CSEスコアを英語の得点に置き換える「みなし得点」の制度です。2027年度一般選抜入学試験要項によると、全学部の一般入試(前期)と大学入学共通テスト利用入試(前期)で使え、英検CSE1,980以上で80点、2,150以上で90点、2,304以上で100点(一般入試の場合)に換算されます。
(2026年10月更新)
本記事は、東洋大学「2027年度 東洋大学 一般選抜 大学入学共通テスト利用入試・一般入試・多面的評価入試 入学試験要項」(以下、2027年度一般選抜入学試験要項)「2027年度 総合型選抜 基礎学力テスト型入試【併願可能】入学試験要項」「2026年度 入学試験 入試結果」と公式FAQをもとに作成しています。最新情報は必ず大学公式でご確認ください。

東洋大学の英検利用(英語外部試験利用制度)とは?
東洋大学の英語外部試験利用制度は、英検などのスコアを東洋大学の英語科目の「みなし得点」に換算する制度です。加点ではなく、英語の得点そのものを置き換えます。2027年度一般選抜入学試験要項によると、試験当日に英語も受けた場合は、みなし得点と当日の得点のうち高い方が判定に使われます。
入試(2027年度) | 英検の使い方 |
|---|---|
大学入学共通テスト利用入試(前期) | 共通テストの英語(リーディング+リスニング)の得点に換算 |
一般入試(前期) | 東洋大学の独自試験の英語の得点に換算 |
多面的評価入試(前期) | スコアの提出が必要。別の基準で換算して採点 |
共通テスト利用入試(後期①②)・一般入試(後期) | 利用できない |
(出典:東洋大学「2027年度 一般選抜 入学試験要項」)
対象は全学部で、要項の入試一覧では対象の方式に「En」マークが付いています。2027年度の一般入試は前期(2月8日〜11日)と後期(3月5日)で、英検を使えるのは前期だけです。共通テスト利用入試で英語以外の外国語を受けた場合は、申請していてもその外国語の得点が使われます。
英検CSEは何点に換算される?
一般入試(前期)では、英検CSE1,980以上で80点、2,150以上で90点、2,304以上で100点に換算されます。共通テスト利用入試(前期)では、同じ基準で160点・180点・200点です。
英検CSEスコア | 一般入試の英語(100点満点) | 共通テストの英語(200点満点) |
|---|---|---|
2,304以上 | 100点 | 200点 |
2,150以上 | 90点 | 180点 |
1,980以上 | 80点 | 160点 |
1,980未満 | 利用できない | 利用できない |
(出典:東洋大学「2027年度 一般選抜 入学試験要項」の換算表)
同じ表で、GTEC(CBTタイプ・検定版Advancedタイプ)は1,180・1,050・960以上、TEAP(4技能)は309・253・225以上、IELTSは6.0・5.5・5.0以上が、それぞれ100点・90点・80点に対応します。要項には、みなし得点が変更になる場合があるとの注記もあります。
一般入試では80点がそのまま合計点になる?
なりません。東洋大学の公式FAQによると、一般入試のみなし得点は素点として扱われ、当日の英語受験者の得点と合わせて偏差値に換算したうえで判定に使われます。2027年度の一般入試は、要項の一覧で得点換算方法が「偏差値」とされています。英語重視型(英語200点・150点)では、偏差値による換算点の2倍・1.5倍で判定します。
共通テスト利用入試の英語重視型・外国語重視型(400点)は、みなし得点と共通テストの英語のうち高い方を2倍にして判定します(公式FAQ)。
英検は何級を受ければ使える?不合格でも使える?
英検の級の合否は問われず、CSEスコアが基準に達していれば不合格でも使えます。2027年度一般選抜入学試験要項の条件は次のとおりです。
- 2025年4月以降に、英検の1級・準1級・2級のいずれかを受験している
- 従来型を含む全方式が対象で、公式FAQでは英検S-CBT・英検S-Interviewも従来型と同じように使えるとされている
- 一次試験のみ・二次試験のみの受験でもよい
- 異なる受験回のスコアを組み合わせることはできない(公式FAQ)
準2級以下の受験で得たCSEスコアは、一般選抜の英語外部試験利用制度の対象外です。1級・準1級・2級のいずれかを受験して、CSE1,980以上を取る必要があります。
申請はいつまで?出願で注意することは?
英語外部試験利用制度の申請は、初回出願のインターネット出願登録時、入学検定料を払う前にしかできません。払った時点で申請するかどうかが確定し、あとから変更できません。ただし、初回出願が制度の対象外の入試(後期日程など)だった場合は、対象の入試に初めて出願するときに選べます。
2027年度の入試 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
共通テスト利用入試(前期) | 2027年1月4日〜1月15日 | 共通テスト(1月16日・17日) | 2月16日 |
一般入試(前期) | 1月4日〜1月28日 | 2月8日・9日・10日・11日 | 2月20日 |
多面的評価入試(前期) | 1月4日〜1月15日 | 2月1日 | 2月6日 |
(出典:東洋大学「2027年度 一般選抜 入学試験要項」。インターネット出願登録と検定料の支払いは2026年12月18日から)
注意点は4つです。
- 共通テスト利用入試(前期)と一般入試(前期)の両方に出願すると、申請は両方に適用される。片方だけに使うことはできない
- 共通テスト利用入試(前期)で「利用しない」として出願すると、あとから一般入試(前期)で使うことはできない。要項でも、共通テスト利用入試の締切(1月15日)の方が早い点に注意するよう書かれている
- 出願期間内に証明書を提出できることが条件。オンラインの成績照会画面のコピーは認められない
- 年内入試で英検を使った人も、一般選抜で使うなら初回出願時にあらためて申請と証明書の提出が必要
英検の証明書はどう提出する?
2027年度一般選抜入学試験要項と大学の注意事項によると、一般入試(前期)・共通テスト利用入試(前期)で英検を使う場合は、デジタル証明書だけが受け付けられます。紙の証明書は受け付けられません。
- 英検の受験者マイページで取得した「共有キー」を、初回のインターネット出願時に入力する
- 合格していればデジタル合格証明書、不合格のCSEスコアを使う場合はデジタル英検CSEスコア証明書を使う
- 不合格でCSEスコアを使う人は「英検CSEスコア証明書」の発行申請(無料)が必要で、発行に時間がかかることがある
- 出願登録の生年月日・カナ氏名が英検の登録と一致しないと申請できない
多面的評価入試(前期)に出願する人は、紙の証明書が必要です。一般入試(前期)・共通テスト利用入試(前期)でも英検利用を申請する場合は、デジタルと紙の両方を用意します。
合格最低点と倍率は公表されている?
東洋大学は方式ごとの志願者数・合格者数・合格最低点を「2026年度 入学試験 入試結果」で公表しています。ただし、英語外部試験利用制度を使った人だけの区分(利用者数や利用者の合格最低点)は載っていません。
学部・学科・方式(2026年度) | 志願者 | 合格者 | 合格最低点 |
|---|---|---|---|
経営学部 経営学科 共通テスト利用入試 前期3科目英語重視 | 391 | 172 | 84.0%(得点率) |
経営学部 経営学科 一般入試 前期3教科英語重視(2月8日) | 201 | 31 | 206.8 |
文学部 英米文学科 共通テスト利用入試 前期3科目英語重視 | 253 | 104 | 82.5%(得点率) |
文学部 英米文学科 一般入試 前期3教科英語重視 1回目(2月8日) | 79 | 11 | 244.2 |
(出典:東洋大学「2026年度 入学試験 入試結果」)
一般入試の合格最低点は小数点つきの値で、偏差値換算後の点数とみられます(入試結果PDFに明記はなく、成績開示では偏差値換算方式は換算後の得点が示されます)。受験者数と受験倍率は、2027年度一般選抜入学試験要項の各学科の「昨年度入試結果」欄で確認できます。2026年度の第1部全体の志願者は113,787人、合格者は23,616人でした。
英検利用は受かりやすい?
東洋大学は、英語外部試験利用制度の有利・不利を公表していません。制度の仕組みから言えることは次の3つです。
- 当日の英語も受ければ、制度上はみなし得点と当日の得点のうち高い方が使われる
- 英検CSE1,980以上なら、一般入試の英語のみなし得点は最低でも80点になる
- 一般入試は偏差値換算のため、80点が最終的に何点になるかは、その試験の英語の得点分布で変わる
英検を使う人も、英語の当日受験を前提に対策を続け、国語や選択科目を伸ばすのが現実的です。科目別の対策は東洋大学の参考書ルート、英語の基礎固めは英語の参考書ルートを参考にしてください。
年内入試でも英検は使える?
使えます。総合型選抜の「基礎学力テスト型入試【併願可能】」でも、全学部・全方式で英語外部試験利用制度があり、換算の段階は一般入試と同じ(CSE2,304以上100点・2,150以上90点・1,980以上80点)です。
項目 | 基礎学力テスト型入試(2027年度) | 一般選抜(2027年度) |
|---|---|---|
英検の受験時期 | 2024年12月以降 | 2025年4月以降 |
英検の証明書 | デジタル・紙のどちらでも可 | 一般入試・共通テスト利用入試はデジタルのみ |
日程 | 出願10月29日〜11月4日、試験11月29日、合格発表12月14日 | 本記事の表のとおり |
(出典:東洋大学「2027年度 総合型選抜 基礎学力テスト型入試【併願可能】入学試験要項」)
基礎学力テスト型入試は英語・国語または英語・数学の2教科と書類で選考します。東洋大学の専願入試とは併願できません(10月18日実施分で不合格だった場合を除く)。
よくある質問(FAQ)
Q1. 東洋大学の英検利用で英検は何点に換算されますか?
2027年度の一般入試(前期)では、英検CSE1,980以上で80点、2,150以上で90点、2,304以上で100点です。共通テスト利用入試(前期)では160点・180点・200点に換算されます。
Q2. 東洋大学の英検利用は英検2級に不合格でも使えますか?
使えます。2025年4月以降に1級・準1級・2級を受験し、CSEスコアが1,980以上なら級の合否は問われません。一般選抜では、デジタル英検CSEスコア証明書の発行申請が必要です。
Q3. 東洋大学の英検利用の申請はいつまでですか?
初回出願のインターネット出願登録時、検定料を払う前までです。共通テスト利用入試(前期)の締切は2027年1月15日、一般入試(前期)は1月28日です。初回出願で利用しなかった場合、あとから申請はできません。
Q4. 東洋大学の英検利用は共通テスト利用入試でも使えますか?
前期なら使えます。共通テストの英語(リーディング+リスニング)の得点が160点・180点・200点に換算され、共通テストの英語と比べて高い方が使われます。後期①②では使えません。
Q5. 東洋大学の英検利用の合格最低点は公表されていますか?
方式ごとの合格最低点は公表されていますが、英検を使った人だけの合格最低点や利用者数は「2026年度 入学試験 入試結果」に載っていません。
Q6. 英検を使っても英語の試験は受けられますか?
受けられます。2027年度一般選抜入学試験要項によると、当日の英語を受けた場合は、みなし得点と当日の得点のうち高い方が判定に使われます。
まとめ|東洋大学の英検利用3つのポイント
- 東洋大学の英語外部試験利用制度は、全学部の一般入試(前期)と共通テスト利用入試(前期)で英検CSEを英語のみなし得点に換算する制度で、後期では使えない
- 英検CSE1,980以上で80点、2,150以上で90点、2,304以上で100点(一般入試)。級の合否は問わず、当日の英語と高い方を採用
- 申請は原則として初回出願時・検定料の支払い前だけ。一般選抜では英検はデジタル証明書のみで、共通テスト利用入試(前期)の締切1月15日が実質的な判断期限
東洋大学の一般選抜の合格最低点は東洋大学の合格最低点、狙い目の学部は東洋大学の穴場学部、大学群での位置づけは日東駒専のレベル・難易度、共通テスト利用のボーダーは日東駒専 共通テスト利用のボーダー、他大学の英検利用は成蹊大学の英検利用や立教大学の英検スコアの換算もあわせて確認してください。
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