関西大学の2027年度一般入試では、法・文・経済・政策創造・人間健康・社会安全学部の「2教科型【英語外部試験利用方式】」で英検®が使えます。英検®2級以上を受検し英検®CSEスコア1,950以上なら出願でき、英語の試験はなく、国語と選択科目にスコアに応じた0・15・30点が加算されます(280点満点)。外国語学部は英検®準1級以上の受検で英検®CSEスコア2,300以上が基準です。
(2026年11月更新)
本記事は、関西大学の「2027年度 入学試験要項(一般入学試験・大学入学共通テストを利用する入学試験)」、「2027年度入試ガイド」(2026年度入試結果)、「2026年度入試ガイド」(2025年度入試結果)、日本英語検定協会の英検®CSEスコアの案内をもとに作成しています。入試情報は公開情報/大学公式をもとに作成しています。最新情報は必ず大学公式でご確認ください。

関西大学で英検®が使える入試方式は?
関西大学の2027年度入試で英検®などの英語外部試験を使える方式は4つです。中心は、一般入試・全学日程1の「2教科型【英語外部試験利用方式】」で、6学部が実施します。
方式(大学の表記) | 学部 | 試験日(2027年) | 英語外部試験の使い方 |
|---|---|---|---|
一般入試 全学日程1「2教科型【英語外部試験利用方式】」 | 法・文・経済・政策創造学部 | 2月1日・2日・3日 | 出願条件+スコアに応じて0・15・30点を加算 |
同上 | 人間健康学部 | 2月2日・3日 | 同上 |
同上 | 社会安全学部 | 2月1日 | 同上 |
一般入試 全学日程2「2教科型【英語+1教科選択方式】」 | 外国語学部 | 2月5日・6日・7日 | 換算点(150点満点)と当日の外国語の得点の高いほうを採用 |
共通テスト利用入試(前期)「2科目型【英語外部試験重視方式】」 | 文学部 | 共通テストのみ | スコアを200点満点に換算 |
共通テスト利用入試(後期)「3科目型【英語外部試験利用方式】」 | システム理工学部 | 共通テストのみ | 出願条件のみ(得点には入らない) |
(出典:関西大学「2027年度 入学試験要項」)
商・社会・総合情報・ビジネスデータサイエンス・環境都市工・化学生命工学部には、2027年度の要項に英語外部試験を使う一般選抜の方式がありません。2教科型【英語外部試験利用方式】の募集人員は、法学部30名、経済学部20名、文学部・政策創造学部・人間健康学部各10名、社会安全学部5名です(文学部の初等教育学専修は選抜を行わない)。
関西大学の英検®の基準スコアは?
英語外部試験利用方式(外国語学部以外)の基準はCEFR B1レベル以上で、英検®は「2級以上を受検し、英検®CSEスコア1,950以上」です。2級の合格基準(英検®CSEスコア1,980)より30点低いため、2級に不合格でも1,950以上なら出願できます。外国語学部はCEFR B2レベル以上で、英検®は「準1級以上を受検し、英検®CSEスコア2,300以上」です。
資格・検定試験 | B1レベル(法・文・経済など) | B2レベル(外国語学部) |
|---|---|---|
英検®(S-CBT・S-Interviewも対象) | 2級以上を受検し英検®CSEスコア1,950以上 | 準1級以上を受検し英検®CSEスコア2,300以上 |
GTEC(4技能)Advanced・CBT | 930以上 | 対象外 |
IELTS(アカデミック) | 4.0以上 | 5.5以上 |
TEAP(4技能) | 225以上 | 対象外 |
TOEFL iBT | 42以上(2026年1月20日以前の受検)、3.0以上(1月21日以降) | 72以上(1月20日以前)、4.0以上(1月21日以降) |
TOEIC L&R+S&W | L&R 550以上かつS&W 240以上 | 対象外 |
(出典:関西大学「2027年度 入学試験要項」。Cambridge English 140以上もB1で可)
スコアは2025年1月以降に受検したものが有効で、複数回の受検の技能別スコアを組み合わせることはできません。TOEFL iBT Home EditionとIP系のテストは対象外です。
英検®のスコアで何点加算される?みなし得点はある?
2教科型【英語外部試験利用方式】は英語の試験がなく、国語(150点)と地歴・公民または数学(100点)に、英語外部試験のスコアに応じた得点(最大30点)を加算します。満点は280点です。関西大学の要項に「みなし得点」という言葉はなく、大学の表記は「加算」です。
加算点 | 英検®(2級以上を受検) | IELTS | GTEC | TOEIC L&R/S&W |
|---|---|---|---|---|
30点 | 英検®CSEスコア2,300以上 | 5.5以上 | 1,180以上 | 785以上/310以上 |
15点 | 英検®CSEスコア2,125〜2,299 | 5.0 | 1,055〜1,179 | 670〜780/275〜305 |
加点なし(出願は可) | 英検®CSEスコア1,950〜2,124 | 4.0〜4.5 | 930〜1,054 | 550〜665/240〜270 |
(出典:関西大学「2027年度 入学試験要項」。6学部とも同じ表。TOEICはL&RとS&Wで区分が違う場合は低いほう)
方式 | 英語外部試験の扱い | 満点 |
|---|---|---|
外国語学部 2教科型【英語+1教科選択方式】 | 英検®CSEスコア2,630以上=150点、2,540〜2,629=135点、2,300〜2,539=120点に換算し、当日の外国語の得点と高いほうを採用(当日の外国語の受験は必須) | 250点 |
文学部 共通テスト利用(前期)2科目型 | 英検®CSEスコア2,300以上=200点、2,125〜2,299=180点、1,950〜2,124=160点に換算。共通テストの国語・高得点1科目と合わせて判定 | 400点 |
英語外部試験利用方式の倍率と合格最低点は?【2026年度】
2026年度の英語外部試験利用方式の倍率(志願者÷合格者の計算値)は、法学部3.6倍から文学部8.8倍まででした。関西大学が公表する実質競争率は学部全体の受験者数ベースで、方式別の値はないため、本記事は志願者数ベースで計算し、同じ日程の3教科型と比べています。
学部(2026年度・全学日程1) | 英語外部試験利用方式 志願者→合格者 | 倍率(計算値) | 3教科型の倍率(計算値) |
|---|---|---|---|
法学部 | 519→143 | 3.6倍 | 4.5倍 |
人間健康学部 | 139→28 | 5.0倍 | 6.5倍 |
政策創造学部 | 352→59 | 6.0倍 | 5.6倍 |
経済学部 | 529→72 | 7.3倍 | 5.5倍 |
社会安全学部 | 192→23 | 8.3倍 | 8.0倍 |
文学部(総合人文学科) | 272→31 | 8.8倍 | 4.8倍 |
(出典:関西大学「2027年度入試ガイド」の2026年度 志願者・合格者数。倍率は本記事が計算)
学部(2026年度) | 英語外部試験利用方式の合格最低点 | 得点率(計算値) | 同日の3教科型 |
|---|---|---|---|
法学部 | 166/280(3日とも) | 59.3% | 283/450(62.9%) |
人間健康学部 | 160/280(2/2)、162/280(2/3) | 57.1〜57.9% | 262〜264/450 |
社会安全学部 | 174/280(2/1) | 62.1% | 268/450(59.6%) |
経済学部 | 182/280(3日とも) | 65.0% | 285/450(63.3%) |
文学部 | 191〜200/280 | 68.2〜71.4% | 288〜290/450 |
(出典:関西大学「2027年度入試ガイド」の2026年度 合格最低点。得点率は本記事が計算)
英語外部試験利用方式が3教科型より入りやすいとは限りません。法学部・人間健康学部は倍率が低めでしたが、文学部・経済学部は3教科型より高い倍率でした。2025年度は文学部11.2倍・経済学部4.5倍(同じ方法の計算値)で、年度による変動も大きい方式です。
関西大学の英検®の出願手続きは?
英検®は「入試出願連携サービス」で関西大学が成績を取得するため、証明書の郵送は不要です。出願のデータ登録のときに、英検®ウェブサイトの受験者マイページで取得する「デジタル証明書共有キー」を入力します。
- 英検®CSEスコア1,950以上(外国語学部は準1級以上の受検で2,300以上)を、2025年1月以降の受検で取る
- 英検®の受験者マイページで「デジタル証明書共有キー」を取得する(取得に時間がかかる場合がある)
- 出願期間にWeb出願し、共有キーを入力する(一般入試は2027年1月7日〜1月19日23時、共通テスト利用〈前期〉は1月15日23時まで、〈後期〉は2月17日〜3月7日)
- 英検®以外は、試験ごとに指定された証明書(GTEC・IELTS・TEAPなどは原本、TOEFL iBT・TOEICはスコア送付手続き+PDFの印刷)を郵送する(一般入試は1月19日消印有効。Webのスコア画面の印刷は不可)
合格発表は一般入試・共通テスト利用(前期)が2月16日(火)、(後期)が3月17日(水)です。英語外部試験利用方式は同じ日の同じ学部の3教科型と併願できます。
2027年度入試で変わることは?
関西大学の「入試TOPICS 2027」に、英語外部試験に関する変更の記載はありません。ただし2026年度入試ガイドの基準表と比べると、細かな違いがあります(本記事の比較で、大学の「変更点」の告知ではありません)。
- スコアの有効期間:「2024年1月以降の受検」から「2025年1月以降の受検」へ
- TEAP CBT:2026年度の表にはあったが、2027年度の基準表に記載がない
- TOEFL iBT:2026年1月21日以降の受検は新しいスコア尺度(3.0・3.5・4以上など)で判定
- 英検®の基準と加算の区分は2026年度と同じ
英検®は何点を目指せばいい?
関西大学の英語外部試験利用方式を使うなら、加算が最大になる英検®CSEスコア2,300以上(準1級の合格基準2,304とほぼ同じ)が目標です。1,950〜2,124では出願はできても加点がないため、国語と選択科目の250点で勝負することになります。
英検®CSEスコア | 関西大学での使い道 |
|---|---|
1,950〜2,124 | 英語外部試験利用方式に出願できる(加点なし)。文学部の共通テスト利用(前期)は160点に換算 |
2,125〜2,299 | 15点加算。共通テスト利用(文学部)は180点 |
2,300以上 | 30点加算。共通テスト利用(文学部)は200点。外国語学部(準1級以上の受検)の基準も満たす |
入学後の単位認定制度もあり、2025年度以降の入学生は英検®2級で2単位、準1級で4単位、1級で6単位を申請できます(外国語学部生は一部の区分のみ。入学前の取得分が対象かは教務ガイドに明記なし)。学部ごとの難易度は「関西大学の穴場学部・入りやすい学部」、合格最低点は「関西大学 合格最低点」、勉強の順番は「関西大学の参考書ルート」で解説しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 関西大学の英検®利用は何点から使えますか?
2級以上を受検し英検®CSEスコア1,950以上で、法・文・経済・政策創造・人間健康・社会安全学部の英語外部試験利用方式に出願できます。外国語学部は準1級以上の受検で2,300以上が必要です。
Q2. 関西大学の英検®のみなし得点はありますか?
一般入試の英語外部試験利用方式には「みなし得点」はなく、英語の試験なしで0・15・30点を加算する方式です。外国語学部と文学部の共通テスト利用(前期)では、スコアを150点・200点満点に換算します。
Q3. 関西大学の英検®の加点は何点ですか?
英検®CSEスコア2,300以上で30点、2,125〜2,299で15点、1,950〜2,124は加点なしです。国語150点と選択科目100点に加算し、280点満点で判定します。
Q4. 関西大学の英語外部試験利用方式は受かりやすいですか?
学部によります。2026年度の倍率(計算値)は法学部3.6倍・人間健康学部5.0倍と3教科型より低い一方、文学部8.8倍・経済学部7.3倍は3教科型より高い結果でした。
Q5. 関西大学の英検®の証明書はどう提出しますか?
英検®は入試出願連携サービスで成績を取得するため書類の提出は不要です。Web出願のデータ登録で、受験者マイページで取得したデジタル証明書共有キーを入力します。
Q6. 関西大学の英検®は何年前のスコアまで使えますか?
2027年度入試では、2025年1月以降に受検したスコアが有効です。2026年度入試(2024年1月以降)より有効期間の起点が1年遅くなっています。
まとめ|関西大学の英検®利用3つのポイント
- 関西大学の英検®利用の中心は6学部の「2教科型【英語外部試験利用方式】」。英検®2級以上の受検で英検®CSEスコア1,950以上なら出願でき、英語の試験はない
- 加算は英検®CSEスコア2,300以上で30点、2,125以上で15点、それ未満は0点。外国語学部は準1級以上の受検で2,300以上が基準
- 2026年度の倍率は法学部3.6倍〜文学部8.8倍(計算値)で、3教科型より高い学部もある。スコアは2025年1月以降の受検分のみ有効
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