同志社大学の共通テスト利用入試(正式名称「大学入学共通テストを利用する入学試験」)は、2027年度も全学部で実施され、募集人数は合計314名です。多くの学科は共通テストの成績だけで合否を判定し、英語を使う学科の多くはリーディングとリスニングを2:1で扱います。共通テスト利用の合格最低点は公式の入試統計に掲載されていないため、倍率と配点から戦略を立てることが重要です。
(2026年10月更新)
本記事は、同志社大学「2027年度大学入学共通テストを利用する入学試験における利用教科・科目および配点等について」「同志社大学 入試ガイド 2027」「2026年度 入学試験要項」「2026年度 大学入学共通テストを利用する入学試験 志願者・受験者・合格者数、実質倍率」(2025年度版を含む)をもとに作成しています。2027年度の入学試験要項は11月初旬に公開予定です。最新情報は必ず大学公式でご確認ください。

同志社大学の共通テスト利用入試とは?
同志社大学の共通テスト利用入試は、「令和9年度大学入学共通テスト」(2027年1月16日・17日)の成績で選抜する入試です。入試ガイド2027に前期・後期のような日程区分の記載はなく、出願期間は原則1回です(一部の方式は別期間)。複数の学科・方式に出願でき、出願ごとに入学検定料がかかります。
同志社大学の共通テスト利用入試には、次の2つの型があります。
型 | 対象(2027年度) | 内容 |
|---|---|---|
共通テストの成績のみで判定 | 下記以外のすべての学科・方式 | 同志社大学での試験はない |
共通テスト+個別学力検査など | 神学部(小論文)、文学部英文学科A方式(口頭試問)、社会学部社会福祉学科(小論文)、文化情報学部A方式(英語・数学) | 同志社大学(今出川校地または京田辺校地)で個別学力検査を受ける |
スポーツ健康科学部のスポーツ競技力加点方式は、共通テストに「スポーツ競技成績書」の書類審査(200点)を加えて判定します。なお、同志社大学には、一般選抜で共通テストと独自試験を組み合わせる「共通テスト併用型」の方式はありません。
学部別の科目と配点は?
同志社大学の共通テスト利用入試の科目と配点は、学部・学科・方式ごとに違います。2027年度の主な学部の必須科目と総点は次のとおりです(同志社大学「2027年度…利用教科・科目および配点等について」による)。
学部・学科・方式 | 必須の教科・科目(配点) | 総点 |
|---|---|---|
法学部(法律・政治) | 外国語200・国語200・数学Ⅰ,A 100・数学Ⅱ,B,C 100+地歴公民か理科1科目100 | 700 |
経済学部 | 英語200・国語200・数学Ⅰ,A 100+選択1科目100 | 600 |
商学部(商学総合コース) | 外国語200・国語200・数学Ⅰ,A 100・数学Ⅱ,B,C 100+地歴公民か理科1科目100 | 700 |
政策学部 3科目方式 | 英語200・国語200+数学か地歴公民1科目200 | 600 |
政策学部 5科目方式 | 英語200・国語200・数学Ⅰ,A 100・数学Ⅱ,B,C 100+地歴公民・理科・情報から1科目200 | 800 |
心理学部 | 英語200・国語200+地歴公民・数学・理科から1科目200 | 600 |
文学部英文学科 B方式 | 英語200・国語200+地歴公民・数学・理科から1科目100 | 500 |
社会学部 社会学科 | 英語200・国語200+地歴公民1科目200+数学か情報Ⅰ1科目200 | 800 |
理工学部 電気工・電子工・機械システム工 | 英語200・数学Ⅰ,A 100・数学Ⅱ,B,C 100・物理100・化学100 | 600 |
- 共通テストの英語を使う学科の多くは、リーディング(100点)を200点、リスニング(100点)を100点に換算した300点満点を、200点満点に圧縮します(R:L=2:1)。社会学部教育文化学科は500点満点に換算します。文化情報学部A方式は共通テストの英語を使わず、個別学力検査で英語を課します。法学部・商学部など英語以外の外国語も選べる学科では、この換算は英語を選んだ場合の扱いです。
- 情報Ⅰを選べるのは、社会学部の一部学科、政策学部5科目方式、文化情報学部、理工学部インテリジェント情報工学科・情報システムデザイン学科、生命医科学部医情報学科、スポーツ健康科学部などに限られます。法学部・経済学部・商学部・心理学部では選べません。
- 英検などの英語外部試験を共通テスト利用入試で使う規定は、2027年度の配点資料・入試ガイドには見当たりません。
「3科目」で受けられる学部は?
同志社大学で「3科目方式」という名前の方式があるのは、政策学部とスポーツ健康科学部の2学部です。私大型の3科目で受けたい人は、この2つと、英語・国語+1科目で判定する学科を確認しましょう。
学部・方式 | 2027年度の科目 | 総点 | 2026年度の実質倍率 |
|---|---|---|---|
政策学部 3科目方式 | 英語200・国語200+数学か地歴公民1科目200 | 600 | 10.4倍 |
スポーツ健康科学部 3科目方式 | 英語200+2教科2科目(各100) | 400 | 4.9倍 |
心理学部 | 英語200・国語200+1科目200 | 600 | 3.0倍 |
文学部英文学科 B方式 | 英語200・国語200+1科目100 | 500 | 1.7倍 |
社会学部 産業関係学科 | 英語200・国語200+数学1科目200 | 600 | 2.1倍 |
社会学部 教育文化学科 | 英語500・国語200+1科目100 | 800 | 2.4倍 |
政策学部3科目方式は、2025年度の志願者305人・実質倍率2.0倍から、2026年度は824人・10.4倍に急上昇しました。このように、年度によって倍率が大きく変わる方式もあります。
共通テスト利用の倍率は?
同志社大学の共通テスト利用入試の2026年度の実質倍率は、学科・方式別で1.7倍(文学部英文学科B方式)〜14.3倍(理工学部機械理工学科)でした。募集人数316名に対して合格者は3,089名で、合格者が募集人数を大きく上回ります。
学部・学科・方式 | 志願者 | 合格者 | 実質倍率(2026年度) | 2025年度 |
|---|---|---|---|---|
法学部 法律学科 | 1,169 | 549 | 2.1 | 2.2 |
法学部 政治学科 | 198 | 101 | 2.0 | 2.9 |
経済学部 | 1,550 | 413 | 3.8 | 3.3 |
商学部 | 663 | 193 | 3.4 | 3.5 |
政策学部 5科目方式 | 458 | 107 | 4.3 | (2026年度新設。2025年度の4科目方式は1.6) |
心理学部 | 296 | 100 | 3.0 | 2.6 |
社会学部 社会学科 | 113 | 21 | 5.4 | 4.7 |
グローバル地域文化学部 ヨーロッパコース | 81 | 10 | 8.1 | 5.9 |
理工学部 機械システム工学科 | 125 | 9 | 13.9 | 11.6 |
理工学部 機械理工学科 | 129 | 9 | 14.3 | 11.5 |
(出典:同志社大学「2026年度 大学入学共通テストを利用する入学試験 志願者・受験者・合格者数、実質倍率」、2025年度版)
志願者の合計は、2025年度の10,057人から2026年度は10,716人に増えました。法学部法律学科のように志願者が1,000人を超えても2倍台にとどまる学科がある一方、理工学部の機械系2学科は募集2名に対して合格者9名で、13倍を超えています。
ボーダーや合格最低点は公表されている?
同志社大学の公式の入試統計には、共通テスト利用入試の合格最低点が掲載されていません。載っているのは、志願者数・個別学力検査受験者数・合格者数・実質倍率だけです(一般選抜の統計には合格最低点が載っています)。
知りたいこと | 2027年度入試での調べ方 |
|---|---|
共通テスト利用の合格最低点 | 公式の入試統計に掲載なし。倍率と配点で難しさを比べる |
ボーダー得点率 | 河合塾Kei-Netなど予備校の予想値を確認する(大学の公表値ではない) |
一般選抜の合格最低点 | 同志社大学の合格最低点で学部別に確認できる |
予備校のボーダー得点率は大学の公表値ではなく予想値です。同志社大学の共通テスト利用入試は英語の比重が大きい学科が多いため、自己採点ではリーディングとリスニングを2:1で換算し直してから、予想ボーダーと比べてください。
出願期間と合格発表日はいつ?
同志社大学の共通テスト利用入試の出願期間は、2027年度は原則として2026年12月21日〜2027年1月7日(締切日消印有効)です。つまり、共通テストを受ける前に出願を済ませる必要があります。
項目 | 2027年度(入試ガイド2027による) |
|---|---|
出願期間(原則) | 2026年12月21日(月)〜2027年1月7日(木) |
出願期間(文化情報学部A方式) | 2027年1月8日(金)〜1月22日(金) |
出願期間(文学部英文学科A方式) | 2027年1月19日(火)〜2月5日(金) |
合格発表(最も早い学部) | 経済学部 2月15日(月) |
合格発表(法学部・GC学部) | 2月17日(水) |
合格発表(最も遅い学部) | 文学部・社会学部 3月12日(金) |
- 入学検定料は、2026年度入学試験要項では15,000円(個別学力検査がある神学部・英文学科A方式・社会福祉学科・文化情報学部A方式は25,000円)でした。2027年度の金額は要項で確認してください。
- 一般選抜入学試験と併願できます。ただし、社会学部・理工学部・生命医科学部の学部内の学科同士は併願できません。
共通テスト利用で失敗しないための注意点は?
同志社大学の共通テスト利用入試では、①共通テスト前に出願が締め切られる、②指定科目を1つでも受けないと判定対象外になる、③英語の換算が素点と違う、の3点に注意します。
- 出願は1月7日まで:共通テストの自己採点を見てから出願することはできません(文化情報学部A方式・英文学科A方式を除く)。
- 指定科目の受け忘れに注意:入試ガイド2027には、指定された教科・科目を受験しなかった場合は合否判定の対象外となり不合格になると書かれています。
- 英語は2:1で計算する:リスニングが苦手な人も、リーディングの比重が大きいため不利になりにくい配点です。
- 一般選抜を本命に組み立てる:共通テスト利用は合格者数が多い一方、最低点が公式の入試統計に載っていません。勉強の順番は同志社大学の参考書ルート、学部選びは同志社大学の穴場学部を参考にしてください。
関関同立の中での位置づけは関関同立の難易度・序列、併願の組み方は併願校の決め方で解説しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 同志社大学の共通テスト利用のボーダーは何割ですか?
同志社大学の公式の入試統計には、共通テスト利用の合格最低点が掲載されていません。ボーダー得点率は河合塾などの予備校が出す予想値で確認します。予想値と比べるときは、英語をリーディング2:リスニング1で換算した得点を使いましょう。
Q2. 同志社大学の共通テスト利用は3科目で受けられますか?
受けられます。「3科目方式」は政策学部とスポーツ健康科学部にあります。心理学部、文学部英文学科B方式、社会学部産業関係学科・教育文化学科も英語・国語+1科目の3科目で判定します(2027年度)。
Q3. 同志社大学の共通テスト利用の合格最低点は何点ですか?
公式の入試統計には掲載されていません。統計に載っているのは志願者数・合格者数・実質倍率だけです。一般選抜(全学部日程・学部個別日程)の合格最低点は公表されています。
Q4. 同志社大学の共通テスト利用の出願はいつまでですか?
2027年度は原則として2026年12月21日〜2027年1月7日(締切日消印有効)です。文化情報学部A方式と文学部英文学科A方式は出願期間が別に設定されています。
Q5. 同志社大学の共通テスト利用の合格発表はいつですか?
2027年度は学部によって2月15日〜3月12日です。最も早いのは経済学部の2月15日、最も遅いのは文学部・社会学部の3月12日です。
Q6. 同志社大学の共通テスト利用は難しいですか?
学科によって大きく違います。2026年度の実質倍率は文学部英文学科B方式の1.7倍から理工学部機械理工学科の14.3倍まで幅があり、法学部法律学科は2.1倍でした。
まとめ|同志社大学の共通テスト利用3つのポイント
- 2027年度は全学部で実施(募集314名)。多くの学科は共通テストのみで判定し、英語はリーディング2:リスニング1で扱う
- 合格最低点は公式の入試統計に掲載なし。2026年度の実質倍率は1.7〜14.3倍で、学科・方式ごとの差が大きい
- 出願は原則1月7日まで(共通テスト前)。指定科目の受け忘れに注意し、一般選抜と組み合わせて受ける
志望校に逆転合格した先輩の勉強法を見てみよう
難関私大専門の逆転コーチングの無料受験相談もあわせてご検討ください。






